2011年12月31日土曜日

12/30

沢山の出来事のあった、平成23年も、
静かに暮れていこうとしています。

夜になると最近は星がきれいです。

学生の時、ひとりで、または何人かで、
夜の学校に忍び込んで、屋上に登って、
星を見たり、夜景を見たりしたことを思い出しました。

何の楽しみもいらなくて、
ただ星を見ているその時間が無上の楽しみだったのです。

もちろん、少しばかりの馬鹿話を楽しんだり、
小さなロマンスを期待したりという、
つまらないスパイスもありましたが。

いつの間にか、携帯電話や、お酒や、
ごま油や、煙草や、○×■や、ジャズや、
ガソリンや、ソーシャルネットワークサービスがないと、
楽しめない体になってしまったのかもしれません。


夕方、今日は空が低く、桃色の雲がきれいでした。

そして、その向こうの山山のグラデーションが、
何よりも僕は好きです。

年末の感傷その2でした。


さて、大晦日、正月3が日を実家で過ごすことにしました。
しばらくブログの更新が滞ります。

何か前向きな話題を…。

年末の課題曲として、2曲練習中です。
課題といっても自分で勝手に決めたのですが、

Egberto Gismonti 「Agua e Vinho (水とワイン)
Caetano Veloso 「Você é Linda (君は美しい)

なぜか2曲ともブラジルですね。
年明けにはライブで演奏してみたいと思います。


それでは、今年も大変お世話になりました。

新しい年も変わらぬお付き合いのほど、
どうぞよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年をお迎えください。
ありがとうございました。 

2011年12月29日木曜日

12/28

栴檀の実が、蜜蝋のように白くなって、
何やら赤い実をつけた、万両や、ヤブコウジという草とか、
山茶花の残り花などが、意外と色彩豊かに、
冬の街道を彩っています。

草むらの中に、タンポポが一輪、
季節を間違えて寒そうに咲いていました。

狂い咲きとか言ったりするのでしょうが、
ふと時代に理解されなかった芸術家のことなどを考え、

咲くべき時に咲き、散るべき時に散る、
そんな季節の流れに従って生きたいと思いました。

冬の夜の冷やかな大気の底で、
人知れず結ばれる実もあるのでしょう。
静かな年末の感傷かもしれません。


今日は、仕事納めをして、
職場の仲間でちょっと食事をして、
うちに帰ってきました。

明日から1月4日まで、一応休みということになります。
30、31日もヘルパーの仕事などはあるのですが。

バイクで、張りつめた空気を切りながら走ると、
自分がだんだんと細い矢のように、形を変えて、
かたい氷の中を突き通っていくような感じがしました。

2011年12月26日月曜日

12/25


以前にも紹介しましたが、
「北街道の唄プロジェクト」という活動があり、
そのこれからを数人で集まって話し合いました。

「北街道の唄」が、ただのご当地ソングにとどまらず、
みんなが忘れかけている、人と人とのつながりや、
ゆっくりとした時間の流れる古き良き風景を、
感じさせてくれるようなスタンダードになったらいいなと思います。

素敵な音源に仕上がっていますので、
よろしければご購入を。

詳しい情報、試聴、通販のご説明は、
HP「北街道の唄project」をご覧ください。
http://www.kitakaidounouta-project.net/index.html

僕もライブで時々歌おうと思っています。
CDはいつも持っていますので直接購入もできます。

(CDの収益はすべて、病気療養中である、
リーダー森下さんへの支援に回すことになっています。)



さてクリスマスも終わり、
「年末」という雰囲気が漂ってきました。

僕は、もともと仏教徒なのでクリスマスは関係ないね、
などと思っていても、

やっぱり、ご飯食べに行ってみようか、とか、
ケーキぐらい買ってみようか、とか、
十分に世の中に流されております。

周りが浮かれていると、
自分にも何か楽しいことがあるような気がするのですね。

以前に友達が、チャペル式を挙げたので、
冗談で、「お前んち、○○宗じゃなかったけ?」
とからかうと、「ま、仕方ないじゃん。」と言われました。

化石のような問いだったなと思います。

2011年12月25日日曜日

12/24

夜、用事で、車で走っていると、
歩道を歩いていたおばあちゃんが、
いきなり前のめりに転んだので、

あわてて車を停め様子を見に行くと、
おばあちゃんはひざの骨を折ったらしく、
その場に座り込んでいました。

幸い子どもとお母さんとの3人づれだったので、
自力で救急車を呼び、無事でした。

女の子は、自分のひいおばあちゃんやおばさんが、
急に亡くなった時のことを思い出したらしく、
泣きじゃくっていましたので、

うちの奥さんが肩を抱いて、救急車が来るまで、
慰めていました。

どうやら、自分がじゃれついたために、
おばあちゃんを転ばせてしまったらしく、
悪くはないのですが、なんだかかわいそうに思い、
僕も目頭が熱くなりました。

大事には至らず、しばらくすれば、
笑い話にすむことになればいいと願いました。


(通りがかった車が、こちらを心配して徐行すると、
後ろの車が、大きな音でクラクションを鳴らしました。)

聖夜とか呼ばれる夜の1ページであります。

2011年12月23日金曜日

12/23

今年最後のライブは、
「マキタさんとミッちゃんトコ」での演奏でした。

忘年会シーズンで、お客さんが多く、
純粋に話して飲みたいという団体さんもいましたので、
ライブ目当てに来てくださった方は、
ちょっと集中できなかったかもしれません。

でもまずまず、1年のしめくくりとしては、
楽しいライブができたのではないかと思います。

3ステージで、
これだけの曲を歌ったらさすがに喉が疲れました。


 きよしこの夜、Sou você、こんな景色は 
 いたわりの歌、Over the rainbow

 Mrs.Robinson、コンドルは飛んでゆく
 Sounds of Silence、ホームにて、Egretta Alba
 五月雨と緋色の山、白い色は恋人の色

 White Christmas、Smile、Across the Universe
 ふきの傘、Moon River、Travessia、Stand by me


今年のライブ活動を振り返ると、
まず思い出されるのは、震災を受けての、
「やるべきか、やらざるべきか」という議論です。

自分たち音楽家は一体何のための何なのか。
演奏するための心構えについて悩んだ年でした。

やるならば、何かの役に立たなければいけない、
と思いながら、ステージに立ったのを思い出します。

別に、元気づけてあげたいとか、
何かに気づかせてあげたいとか、
そういう先導的な意味ではありません。

せめて、せめて、の話であります。

新しい年はどんな年になるでしょうか?
きっと想像もしなかった大変なことが、
たくさん起こるかもしれません。

その分、必要とされるであろう安らぎや楽しみを、
こんなつまらない演奏者からでも、
感じていただけることを祈りつつ、

日夜、ブログの更新…じゃなかった、
練習に励むのであります。

こんなところで、まとまりましたでしょうかね?

敬白

2011年12月22日木曜日

12/22

今年も冬至がやってきました。

北極圏では、冬になると、
3ヶ月ぐらい太陽が登らなくなる街があるそうです。

白夜や極夜などという不思議な事を、
一度体験してみたいと思います。

でもその土地の人にとれば当たり前のことなのですね。
むしろそういう、それぞれの感覚の違いこそ、
不思議な現象なのかもしれません。

うちの近所では、
もちの木がきれいな赤い実をつけています。


今夜は今年最後のライブです(公には)。
マキタさんのお店で演奏します。

今日はマキタさんが都合で店に出られないということで、
僕が3ステージやることになりました。

楽しく演奏したいと思います。

詳細は昨日の記事を御参照まで。

2011年12月21日水曜日

12/20

今年もあと残すところ10日となりました。

今年は本当にいろいろなことがあった年でした。
ニュースを見ていても、さびしくなるような事がらばかりです。

そういえば高校の時「卒業生代表答辞」というのを、
なんとつまらない僕がやったのを思い出しましたが、

恩師である先生と一緒に考えた、最後の言葉が、
「(~云々、この時代を)、
したたかに生き抜いていこうではありませんか。」
でありました。

まさに時代の荒波をこえていかなくてはならない、
というメッセージでしたが、

「『静かな優しさを持って』したたかに生き抜いていく。」
と言うべきだったかも知れないと、ふと考えました。



今年の公の演奏は、あと1本です。

12/22(木)
静岡 「ロック喫茶 マキタさんとミッちゃんトコ」
20:00~ 21:00~ 22:00~ 3ステージ
¥1000 飲食別

自分の曲もやりますが、主に懐メロなど歌います。
よかったら遊びに来てください。

2011年12月17日土曜日

12/17

やっぱりアンサンブルはいいものです。

荒井さんのプレイに助けられながらも、
昨日はちょっといい演奏ができたかも知れない、
と思います。

そして本当にうれしいことがありました。

石川県から、大切な友人夫婦が、
僕のライブを聴くために来てくれました。

何かの用事のついでではなく、
たったそれだけのために、
雪の降る北陸道を5時間も車を走らせて、
静岡まで来てくれたのです。

4月に、石川県は白山市で、
2人の結婚のお祝いのパーティがあるということ、
僕は死んでも行こうと決めました。



演奏をするということの目的を、
何となく、自分に都合のいいように、
心に撫でつけようとしていた今日この頃でした。

僕はミュージシャンかも知れないが、
いや、大してそんなものとも言えないかも知れない。

などという、うすぼんやりとした虚栄に、
手を伸ばし、触れようとも触れられないのです。

「わが臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為」です。

うろうろせずにきちんと見据えなきゃいけないと、
気づかせてくれたことであります。

「己の珠に非ざることを惧れるが故に、
敢えて刻苦して磨こうともせず、
又、己の珠なるを半ば信ずるが故に、
碌々(ろくろく)として瓦に伍することもできなかった。」

一時期、心を奪われた「中島敦」の、
小説の一編を思い出しました。

2011年12月16日金曜日

12/16

今日はずいぶん風の強い昼間です。

僕の地元、浜松では、正月ぐらいになると、
毎日このくらいの風が吹くのでなんだか懐かしく感じます。


昨日はUHUにてThe Fawnをやりました。

音楽よりも何よりも「あの面白い3人組」といわれた、
われわれメンバーにパーカッションが加わり、
よりパワーアップしました(何が?)。


風太 G.Vo
会津里花 Bass.Vo 
筧裕正 Per.
丸山研二郎 G.Vo

最近なぜかあまり練習もしないのに、
音もまとまってきて、いいバンドに仕上がりつつあります。

年明けからしっかりと練習をし、レコーディングをし、
本格始動しようとメンバー間では話し合いが進んでいます。

御期待下さい。


さて、今夜は同じUHUで、
僕と、ハンマーダルシマーとギター奏者、
荒井豊さんのデュオをやります。

お時間ある方は遊びに来てね。

■12/16(金)
静岡七間町 「LIVEHOUSE UHU」
イベント「七間町夜の森」
出演 福居八大 丸山研二郎 荒井豊
open 18:00 start 19:00 前売り¥2000 当日¥2300



2011年12月15日木曜日

12/14

毎月定例の、伊太利亭のイベント、
リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~VOL.7は、
バンドiknowsの「青田ケンイチ」さんをお招きしました。

そろそろお店の一部の常連さんには定着してきた感があり、
毎回のように来てくださる方もいて、
とてもありがたく感じております。

今回も青ケンが予想どおり、
飾らない熱いステージで、盛り上げてくれましたので、
いい演奏会になったと思います。

また一緒にイベントをやろうと約束しました。





















帰りに、機材を積み込む時うっかり、
路駐していた車のバッテリーをあげてしまい、
エンジンがかからなくなってしまいました。

救済用のコードを偶然持っていたので、
通りがかりのタクシーに、助けを頼んだところ、
お客ではないとわかると、あっさりと拒否をされ、
行ってしまいました。

僕は自動ドアに体を挟まれたので、
ものを投げつけてやろうかと思いましたが、
ぐっとこらえました(笑)

いくら忙しいとはいえ、ほんの5分ぐらいの間に、
逃したお客さんに一体いくらもらうというのでしょう。

少なくとも、僕を含むそこにいた仲間数人は、
堂々と社名を掲げているその会社のタクシーには、
金輪際乗らないかも知れないのです。

次の車は助けてくれたにはくれたのですが、
なんとも急いでいる風の口ぶりで、
どうも嫌な思いをしました。

世の中優しい人ばっかりではないな、と思いました。

まあ、車の整備を怠った、自分の責任であります。
うまく事が運んだだけ感謝しなくてはなりませんね。

2011年12月14日水曜日

12/13

小学生の頃のこと。国語のテストで、
「『…』を使って、文章を作りなさい。」
というのが出て、

僕は、「…」の意味がわからず、
「鳥がとびました…。」という文章を作って、
出したら、ペケを食らいました。

先生が、この問題は間違っていた人が多かったので、
正解した人に、回答を読みなさい、と指示したところ、

友達の読んだ、正しいといわれる回答は、
「押入れが汚くなったら、いやだなあ。」
でありました。

子供だったので、何かを読み違えたか、
「…」は言葉ではなくて、例文などの、
どこかほかの部分をさすものだったのかも知れない、
などといろいろ考えてみますが、

問題文の「…」というのはいったい何だったんだろう。

と、未だに心に残っていて、
さっぱりわからない出来事であります。


今、大人になって、その問題を読み、
回答したとしたら、確実に意味が分かって、
確実に正解を書くことができるでしょう。

でも記憶の中に封じ込められた、
その問題は永遠に解くことが出来ないのです。


なんちゃって。

実際、人と人との争いの原因など、
そんなことばかりではありませんか。

2011年12月13日火曜日

12/12

うちのアボカド君が、45センチぐらいになりました。

いつか実家の父が育てたアボカドの木の隣に、
植えてやろうかと思っています。

同じようにベランダには「コナラ」の木の苗が育っています。
いわゆるドングリの木ですね。
これは引っ越して、庭のある家に住むことができたら、
地におろしてやりたいと思います。

最近「植育系男子」とかいう、
つまらない言葉がはやっているらしいですが、
お百姓さんや植物学者などは実際男性の方が多いではないか。

なんたることだ。

ま、実際毎日世話しているのはかみさんなので、
偉そうなことはいえません…。

まるで口ばっかりです。

2011年12月11日日曜日

12/11

所用で、一泊帰省をしていました。
家族でお風呂に行って、夜、外で月食を見ました。

「俺は景色とか自然現象とかは、まるで興味がないな。」

と言う父は、真っ先に外に出て、
「おい、月が消えてる。お母さん呼んで来い!」
とはしゃいでいました。

自分もそういう父によく似た所がある、と思いました。


今週は、2つのライブがあります。
ひとつは、定例の伊太利亭の演奏会、
もうひとつは、UHUのイベント「七間町夜の森」です。

どちらも楽しいライブにしたいと思いますので、
皆さんどうぞお越しください。


■12/14(水)
静岡紺屋町 「リアルフードレストラン 伊太利亭」
出演 青田ケンイチ 丸山研二郎
19:30~ 20:15~ 2ステージ ¥1000 飲食別

■12/16(金)
静岡七間町 「LIVEHHOUSE UHU」
七間町夜の森
出演 福居八大 丸山研二郎 荒井豊
open 18:00 start 19:00 前売り¥2000 当日¥2300



段々と冬らしくなり、
実家のサザンカもきれいに満開です。

北風が吹いて、末枯れた木立がざわざわと鳴ったりすると、
たまらない郷愁を感じることがあります。

寒い冬の景色が、暖かに思い出されました。

2011年12月10日土曜日

12/9

1年半の間、親しんだ場所「フォークテラス海風」が、
オーナー森下さんの闘病のため閉店することになりました。

そして、以前から企画されていたCD音源、
「北街道の唄」が完成しました。

そのお披露目と森下さんへの応援の意味も込めて、
「カフェ&ギャラリーやまぼうし」にて、
有志「北街道の唄プロジェクト」によるライブを行いました。

リーダー不在のバンドであります。

客観的に演奏がどうだったかということは、
演者にはわかりません。

しかし静岡に来て、「やまぼうし」そして、
森下さんを通じた、皆さんの輪の中にいることができて、
本当によかった。

そんな思いをいだかせてもらえた演奏会でした。















1.北街道の唄
2.帰郷
3.いらっしゃいませ
4.卒業
5.もう一本!

森下よしひさ ボーカル・ギター
荒井豊 ハンマーダルシマー・ベース・コーラス 
渡辺真由子 ピアノ
丸山研二郎 ギター・コーラス

¥1000

詳しくは、HP「北街道の唄プロジェクト」にて、
http://www.kitakaidounouta-project.net/

「音楽には力がある。それは、人と人とを繋ぐだけでなく、
互いを認め合い、喜びを分かち合うことができるという力。
そんな力に魅せられた僕たちは、知らず知らずのうちに、
一緒に歌を歌っているんだ。

だから、この歌が、沢山の人に届きますよう。」

2011年12月7日水曜日

12/3(2)

博多の夜は、新郎新婦と数人で飲みに行きました。

新郎の仲間、ゆずっこ(「ゆず」のファンのこと)の人達と、
新婦の仲間、「ONEPIECE」フリークの人達に混じり、

自分は、どちらもあまり親しみがないので、
話が合うだろうかと心配で、隅っこで飲んでいましたが、

とてもいい人達で、結局はいい友達になることができました。

隣の座敷で、九州場所があけたお相撲さんが、
数人で合コン(?)をしていて、その中の一人が、
こちらの部屋に入り込んできました。

(合コンは完全に失敗していたそうです。)

結婚式の日の席に、
力士さんがいるなんて、めでたいことですが、
これが意外とチャラい…、まあ面白いやつだったのです。

(うーむ、これじゃモテナイよな。)
と思いながらも、楽しい時間を過ごしました。






















その帰り、僕は初めて博多の屋台というもので、
ラーメンを食べました。

うまかった!

静岡にああいうものがあったら、
僕は毎日のように寄ってしまうので、

逆に離れた所に住んでいてよかったとも思います。

2011年12月5日月曜日

12/3

博多で、友人の結婚式に参列してきました。

(一般的に言って、)まったく結婚式など茶番であります。

沢山のお金を払って、知りもしない作法にのっとり、
一度の付き合いもない人に場を取り仕切らせ、

信じてもいない神をたたえる歌を唄い、
偽物の祭壇で、偽物の先導者が愛について教え、
その「神聖なる」祭壇に尻を向けてヅカヅカと上がった、
カメラマンが、ばさばさと「思い出」の写真をとるのです。

単なるファッションのために異教の神の名をも借りるなど、
まったく僕には信じられないことです。


しかし、新郎新婦の愛と、
そこに集まる家族や友人の祝福の思いは、
ほんとうの本物であり、静かに胸を打ちます。

かくいう自分の結婚式も、大変なお芝居でありました。

今回、僕の古い親友の結婚式は、
沢山の人にあたたかく祝福されたいい式でした。

どんな心情を持ちつつも、初々しい奥さんの言葉や、
ご両親の愛情あふれる言葉、
やさしい式場のスタッフの心遣いがあればこそ、

僕は、そのオーバーな劇に毎度泣かされてしまうのです。
僕は結婚式というもので泣かなかったことがないのです。

それは心のこもったすばらしいお芝居なのであります。
そして、その心意気において正真正銘の真実なのです。

ほんとうにおめでとう!末長くお幸せに。


 愛は寛容であり 愛は情け深い
 またねたむことをしない

 愛は高ぶらない 誇らない
 不作法をしない

 自分の利益を求めない
 いらだたない 恨みをいだかない

 不義を喜ばず 真理を喜ぶ

 すべてを忍び
 すべてを信じ
 すべてを望み
 すべてに耐える

 愛は いつまでも絶えることがない

2011年12月2日金曜日

12/2

時雨というでしょうか、氷雨というのでしょうか、
今年一番の、寒い雨の日です。

大切な友人、青田ケンイチが、
「iknows」というバンドを立ち上げ、
ワンマンライブを企画したので行ってきました。

曲はいつもの青ケンの曲ですが、
より深みが増したようで、とても楽しいライブでした。


ライブハウスに行くと、2通りの人がいるように思います。

それは、何かを感じようとする人と、
感じようとしないで待っている人です。

自分は、ある場所に来れば、とりあえず最大限に、
楽しみ、何かを得て帰りたいと思います。
一方的に楽しまされるのを待っていたいとは思いません。


さて明日は、友達の結婚式があり、
博多まで行ってきます。

久しぶりに新幹線に乗って…、

東海道新幹線は「0系」がなくなって久しいですね。
僕はいまだにあの丸い眼の新幹線が一番好きです。

「こだま(音)」よりも「ひかり(光)」は速くて、
それよりも速いのが「のぞみ(人の希望)」だそうです。

きれいですね。

それよりも速いものがあるとしたら…、
「うわさ」ってのはどうでしょう。

きっと75日ぐらいで廃車になりますかね。
つまらない落とし話ですみません。

2011年12月1日木曜日

12/1

今日から12月です。

通勤路にあるイチョウの木の葉が、
鮮やかな黄色に変わってきました。

それから昨日、焼き芋をもらって食べました。
ノスタルジックな晩秋の香りがしました。

今日は、CDのジャケット印刷の納期日なので楽しみに、
朝ヘルパーの仕事に行き、帰ってきて、
ゴミ出しをして、洗い物をして、洗濯物を干して、

るんるんと待っていたのですが、
なかなか宅急便がやってきません。

おかしいと思って、やりとりのメールをみると、
今日12/1は「完成」、納期は「その翌日」となっていました。

まるで、明日休みだと思って予定帳をみたら、
仕事だった、というような気分です。
一日千秋であります。


最近どうもギターを弾く手が休んでしまっています。
何のせいでもありませんが、気持ちが乗っていきません。
やらねばならないことはたくさんあるのですが…。

2011年11月29日火曜日

11/29

つまらない批判を書くのですが、

最近のTVで、若手の歌手が映像の美空ひばりと、
デュエットをするというのをやっていました。

もし自分がその歌手の立場だったら、
事務所がなんと言おうが、
プロデューサーがなんと言おうが、
全力でお断りしたいと思ってしまいました。

赤っ恥はかきたくないと思うからです。

時として大御所の胸を借りることは大切ですが、
いくら一般に人気があるからと言って、
幕下が横綱と同じ顔をしていることはできないでしょう。

評価として、ただ単に歌やパフォーマンスが上手なのと、
心の芯から人の気持ちを震わせることができるのとは、
全く次元の違う基準だと思うのです。

不肖、自分も美空ひばりの曲を、
時々ライブで歌わせてもらっていますが、

いくら楽器演奏や歌が上手になっても、
まさかそんなことを何千人もの前で披露して、
平気でいられる時が来るとはどう考えても思いません。

こりゃ言いすぎですかね…。

時に、同じような話題として、TVのなかでは最近、
天才子役とかいうものが、よく取りざたされていますが、
あんまり何でも褒めほめしすぎちゃあ、
本人のためにはよくないような…、

と思ったら、美空ひばりもそういえば、
天才子役としてデビューしたのでした。

結局、好きなようにやればいいのでしょうか?
本当の芸術家はどこにいるのでしょう。

それを育てる本当のお客さんも、
同じように、少ないかもしれません。

2011年11月28日月曜日

11/28

HPの「作品」のページで、
新しい音源の試聴ができるようにしました。

それから、よく色々な方に、
「詩は読めるようにしないの?」
と尋ねられますので、できるようにしてみました。

お暇があればご覧ください。


2011年11月25日金曜日

11/25

夕方の富士山がとてもきれいで、しばし見とれました。

うちからチラッとだけ見える、
南アルプスの某山も、雪をかぶったようです。


今回の録音の中で、勉強になったことは、
「良くも悪くも」、客観的な視点を、
どの程度持ち得るかということでした。

演奏自体に関しても、
ミックスなどの技術的なことに関しても、
こだわり続けた先の音が必ずしも、
他人にも心地よいとは限らないと思います。

結局、突き詰めて何度も録り直したり、
何度も音を作って、試し聴きしてみないと、
それもわからないわけで、改めて自分の練習量、
知識量、経験の不足を感じました。


しかし、ある意味では新鮮に、自分の音や、
それが録音された音源のあり方について、
真剣に向き合うきっかけになりました。

最近の、没個性的な音源のあり方には、
少しだけ不満を感じてもいます。

結局、不特定多数に、「売るため」に、
膨大にメディアにあふれる他の音源よりも音を大きくしたり、
「知られるため」に、ありもしないその人らしさを取ってつけたり、

さびしいなあと思うこともよくあります。

もちろん自分も、その雑多な氷河から溶け出た、
水滴の一粒であります。

2011年11月24日木曜日

11/23

いくつかの録音がしたいと思い立って録り始めたものの、
出鼻というところで葛藤が多く、いろいろと考えさせられました。

詳しく何を考えたかは、自分でもよく、
分かっていない部分を整理して、また追々書くとします。

とりあえず、ミニアルバム「しらさぎの歌」、
完成の運びとなりました。














1 Castanopsis
2 朝の光に
3 五月雨と緋色の山
4 Egretta Alba
5 林道のレクイエム

参加ミュージシャン
ハンマーダルシマー 荒井豊
キーボード 藤森一郎
ベース 中司和芳

まあCD-R作品ですので、どどーんとレコ発!
ということにはあまり興味が湧きませんが、
自分では前作よりも、ずっと気にいっています。

ライブ会場などで見かけたら、これ何?と聞いてやってください。
12月頭にはライブに持って行けると思います。


続編というべきか、また全然違った趣向のもので、
あと2枚ぐらいミニアルバムが作れたらいいなあと、
編曲中です。

ひとつはギターをもうちょっとみっちり弾くもの、
もうひとつは「合唱曲」などやりたいと、
ひそかに思っているのですがどうでしょう?

2011年11月22日火曜日

11/19.20

「木枯らしの 用押しのけて 野分かな」

まるで、台風のような暴風雨で、
ストリートフェスティバル1日目は異例の中止でした。

しかし2日目は汗ばむような陽気にからりと晴れ、
UHUBOSSのバンド「ショットガンブルースバンド」に、
参加するために、遊びに行ってきました。

静岡ストリートフェスティバルは、実行委員にも、
出演・出展者にも知り合いが多く、
毎年同窓会のようになっているイベントです。


いつもあっちこっちで友達や知り合いに会うので、
現場に着いてすぐには、
こっち向いては、こんにちは、
あっち向いては、あら久し振り、と、

挨拶をするのに非常に忙しくなります。

今年は、自分にとっては、
いつになく充実したイベントになりすぎたもんですから、
いやはや、ちょっと飲みすぎてしまい、

ふらふらと友人に送ってもらって、
家に帰ってきたら、急にお酒がまわってきて、
何年かぶりにゲロゲロッとしてしまいました。

大丈夫だと思ったんですけどね。

もう酒なんて見たくもない!とその時は思うのですが、
今ワインを飲みながらこの文章を書いています。

「酒のない 国に行きたい 二日酔い
また三日目に 帰りたくなる」

今日は出だしと締めの差がひどい文ですね。

2011年11月17日木曜日

11/14

最近ちょっと忙しくて書くことがうかびません。

そういう時は書かないのがいいのか、
それともひねり出したほうがいいのか。

まあブログを書くのが仕事ではないので、
どちらでもいいのかもしれませんが、


そういえばこの間、
往年のフュージョンのピアニスト「ボブ・ジェームス」が、
岩手県での復興支援のジャズコンサートに出演したそうです。

そのドキュメンタリーをTVでやっていたので、
ついつい見てしまいました。

ボブ・ジェームス(以下B・J)といえば僕は、
ブレッカーブラザーズなどと、
こてこてのフュージョンを演奏していたというぐらいの、
イメージしかもっていなかったのですが、

震災のために書き下ろした曲を、
岩手のビッグバンドと一緒に上演するという企画で、
とても素晴らしい演奏を披露しており、

熟年の深みが感じられて、
がらっと自分の中でイメージが変わったのであります。

コンサートが終わった打ち上げの席で、
岩手のバンドの団員さんが、B・Jの手を握って、
「自分は、この震災で、家や思い出の何もかもを失ったけれども、
明日からまた頑張ってゆこうという気になりました。」

と、話していました。

彼と別れた後に、B・Jがそのことを思ってか、
ひとりで咽び泣いているところが映り、
僕も見ていて泣かされてしまいました。

とてもやさしい人なんだなと思いました。



書くことが思い浮かばないなあと思いながら…、
とりとめのない文章であります。

2011年11月14日月曜日

11/12

とても暖かい一日でした。

藤枝市は、びく石ふれあい広場にて、
マッサージと健康食のイベントがあり、
その音楽ステージにTHE FAWNで出演しました。

河原にテントを立てて、お店が出て、
という、いわゆるきれいなヒッピー祭りといった感じ。

ボーカルの風太さん、パーカッションの筧さんは、
共に家族連れで来ており、何やら楽しそうな雰囲気でした。


さて、そういうお祭りには、太鼓や鳴り物や、
カリンバやらの即興演奏というのがつきものです。

今日は、久々に「プロパノータ」制作者の、
菅井鉄工所さんとセッションをしました。
菅井さんのタブラと、僕のシェイカーという構成です。

僕は、厳しい試験をパスし(?)、
晴れて菅井鉄工所、所員見習となれたようで安心しました。


即興と言えば、
僕は、例えば一部のアフリカ音楽のような、
ミニマルで、より直接的な音楽は大好きですが、

それは大体ある集団の中の、
形而上のコミュニケーションや、意識を高め合うための、
大切なメソッドで、わざわざ外に開示して、
鑑賞の対象にする必要は、ないことが多いようです。

(西洋人が勝手に録音機材を持って録りに来るのですね。)

逆にきちんとしたステージングの中にある、
ジャズのアドリブなどは、音楽として成り立つためには、
気が遠くなるような基礎練習をしなければならず、
何でもかんでもやればいいというわけではありません。


時々、そんな即興のスタイルだけをまねした、
アンビエントなどと呼ばれる音楽やバンドに、
独特の空虚さを感じることがあります。

しかし、菅井鉄工所のあり方を見て、
基礎と節度と、心意気があれば、
何でも響いてくるようになると信じるようになりました。


もちろん、鑑賞者がいればこそ、
アフリカの何とか族の音楽だってレコードが出て、
知ることができたりするわけなのですが。

2011年11月13日日曜日

11/12

俳優「中山一朗」さんが再び静岡にやって来て、
朗読会が開催されたので行ってきました。

今回の演目は、
「山本周五郎・作 かあちゃん」

まるで落語の人情話のような
江戸の厚い心意気を感じることができる作品で、
ぐっと感動してしまいました。

詳しいストーリーは拙文では伝わらないので、
省きますが、皆に紹介したい短編の一つになりました。

(市川崑監督が映画化しているらしいのですが、
それはあんまり良くないとの評判です。
あくまで個人の好みの話でありますが。)

後で、中山さんも含め数人集まって、
日本の「おかあさん」についての話をしました。

西洋と、日本との「おかあさん」像の違い、
結婚、恋愛観や、芸術から見る文化の違い、

風俗や、歴史の話、オタクについての話、原発の話、
と、深いような軽いようないろいろな話に派生し、

結局、そんな世界のあり方にまで、
思いを馳せさせてしまう「おかあさん」ってすごいね、
という結論に至りました。

とても面白い時間でありました。


と、今自分でここまで書いてきて思いましたが、
まるで小学生のような感想文ですね。

2011年11月10日木曜日

11/10

ブログ更新をさぼっていました。

なんとかかんとか、作品の音は録れて、
あとはミックスというところまで扱ぎつけました。

ちょっとしたCD-R作品ですが、

1 Castanopsis
2 朝の光に
3 五月雨と緋色の山
4 Egletta Alba
5 林道のレクイエム

という曲たちの入ったミニアルバムです。
ジャケットのデザインも同時に考えなくては。

さてすっかり寒くなりました。
昨日は月がきれいな傘をさしているなと思ってみていたら、
今日明日と2日間、雨のようです。

細々と鳴いていた、
鈴虫や松虫もすっかりいなくなってしまいました。

冬の到来であります。

2011年11月6日日曜日

11/5

バンドTHE FAWNで、山梨は、山中湖畔にある、
DINO DINER」というお店でライブをしてきました。

湖畔には独特な人が住んでいるといいます。
やはり熱い、雰囲気のある人たちがいる所でした。

ライブも、どのバンド、ミュージシャンもすばらしく、
本当に楽しい時間を過ごすことができました。

FAWNは、新しくパーカッションの筧さんが加わったこともあり、
より音が締まって来たように思います。

下ネタ満載のおしゃべりはまったく締まりませんが。


今日僕にとっての山中湖は、ライブハウスと、
近隣のいくつかのお店しか認識できない狭い空間でした。

どこからともなく、幾ばくかの人が集まってきて、
そこでの楽しみや、また不満や、常識を作っています。

特に地方へのツアーの時によく感じることですが、

自分が演奏をするお店という区切られた空間から見ると、
そのお店のある街や通りが、なんとも不思議な、
架空の世界にある存在のような気がします。

演奏の時間は主に夜。

限定された空間しか知りえない、よその者にとって、
自分が触れる由もない場所に、異形の生き物や、
出来事がひそんでいるような気がするのです。

だからちょっと離れた場所に、
飲み物を買いに行ったりすることさえ、
素敵な大冒険になりえるのです。

普通の旅行では感じられない、不思議な瞬間です。


夜の山道を抜けて、幹線を通って、
静岡に帰ると、自分のよく知っている道や、
ビルや、家がたくさんあり安心しました。

山中湖畔の人にとっては、山中湖畔は、
よく見知ったる道や、建物や、風物詩の、
連続なのです。

それがきっと素晴らしい安心感でもありましょう。


僕は富士五湖は、4湖は行ったのですが、
山中湖は初めて行きました。

ちなみに芦ノ湖、田貫湖は富士五湖ではありませんですよ。

2011年11月5日土曜日

11/4

枯れた桜の枝にメジロが遊んでいるのを見ました。

実家ではよく、いらないミカンを切って、
外に置いておくと食べにやってくるので、
父と僕とで、楽しみに眺めたものです。

薄緑の羽根がミカン色やサザンカ色とよく合う、
かわいらしい鳥です。
彼らを見ると、もう冬がやってくるのだという気になります。


今日はHPをちょっとだけリニューアルしました。

ボタンにマウスを置くと絵が変わるという仕掛けを、
どうしてもやりたくて、一生懸命調べて作りました。
ちょっとした遊びであります。


明日は、バンド「The Fawn」で山梨は山中湖畔へと、
ライブに行ってきます。珍道中、楽しみです。

2011年11月2日水曜日

11/2

11月になりました。

6月ごろから咲いている、僕の通勤路にある、
マツバボタンの花はなんと、まだ咲いています。

別名「不亡草(ほろびんそう)」などというだけあって、
時期の長~い花です。


録音がなかなかうまくいかなくて難儀していましたが、
今日やっと少し形になったように思います。

あと一歩詰めたいというところです。

でもあんまり、やってるぞ~というようなことを書くと、
ハードルが上がってしまいそうなので、
まあぼちぼちやっています、というぐらいで勘弁して下さい。

この歌録りが終わったら、
もっともっとつくりたい音がたくさんあるのです。

2011年10月29日土曜日

10/29

恥ずかしながら知らなかったのですが、
宮沢賢治は、ドヴォルザークの新世界交響曲に、
「遠き山に日は落ちて」に先立つこと、20年も前に、
自身の詩をつけていたのだそうです。

TV番組で、歌われていたのを聴いて、
あまりの詩の素晴らしさに茫然となり涙が出ました。
まさに雷に打たれたようなショックです。


春はまだきの朱(あけ)雲を
アルペン農の汗に燃し
縄と菩提樹皮(マダカ)にうちよそひ
風とひかりにちかひせり

四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる


繞(めぐ)る八谷に劈靂(へきれき)の
いしぶみしげきおのづから
種山ヶ原に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖(とざ)さるゝ

四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

2011年10月28日金曜日

10/27

方法論としては賛否両論ありますが、

新しく作る音源の中の1曲は、自宅録音にして、
あえて、窓を開けっ放しにして、
家の外の音も入れてしまう形で録ろうと思っています。

しかし、これがなかなか、
思ったようにいかないものなのです。

うまくいけば、鳥の声や、車の音や、
子供の声などが入って、イイ感じになるのですが、

街の音は必ずしもいい音ばかりではなく、
ゴミ収集車がなにやらBGMを流しながら来てしまったり、
となりの茶畑で番茶の収穫が始まってしまったり、
カラスが喧嘩を始めてしまったり、

ちょっと作品には出来ないな、というような音が、
なぜか演奏がうまくいっている時に限って乱入してくるので、

もう!と思いながら、また録り直すのです。

人の声も、とてもいいのですが、
具体的に会話の内容が分かってしまうと、
やっぱり興ざめです。

今日も録音中に、外で小さな子供が、
お母さんに向かって「食べる!食べる!」
と、ずっとダダをこねていました。

「食べさせてやれ!」
と叫びそうになりました。

やっぱりスタジオでやろうかな・・・。

2011年10月26日水曜日

10/26

明日は、定例の「マキタさんとミッちゃんトコ」でのライブ。

明後日は、久しぶりに、ライブハウスUHUに、
ミュージシャン「近藤智洋」さんがやってくるので、
そのO.Aを務めさせていただきます。

ゆっくりといい時間にしたいと思います。


朝晩、少し寒くなってきました。

朝、仕事などに行く時にバイクに乗ると、
すーっと胸が冷え、心がどこかに飛んでいくような気がします。

そんな時は、気持ちがとても楽です。
オートバイとは不思議な乗り物だと思います。


■10/27(木)

静岡 「ロック喫茶 マキタさんとミッちゃんトコ」
20:00~ 21:00~ 22:00~ 3ステージ
¥1000(飲食別)

■10/28(金)
静岡七間町 「LIVEHOUSE UHU」
HIGH FIDELITY
出演 近藤智洋 with 高橋浩司(ex.PEALOUT)
    オガサワラヒロユキ 
O.A: 丸山研二郎、凪
open18:00 start19:00 前売¥2500 当日¥3000

2011年10月25日火曜日

10/24

さて段々とお尻に火が付いてきました。
(大学時代の先輩の口癖であります。)

録音がなかなか前に進みません。
技術的問題と、こだわりがブレーキをかけます。

しかしまあ、とことんまでやってみるのも勉強ですね。
もう少し…。

いい手ごたえだ、と思っても、
できる時間は限られていて、
明日もあすとて仕事であります。

またも何やらつかみかけたものが、
遠ざかってゆく気がして焦ります。


今日は夏のような積雲が出ていて、
よく見ると、雲のへりのところで、
1羽のトンビが旋回しながら遊んでいました。

一番スケールの大きな遊びだと思います。

別に鳥になりたいと思った事はありませんが、
どんな景色が見えているのか知りたくはあります。

音楽の中にもそんな鳥の目にしか見えないような、
景色が発見できるかもしれません。

どうも自分の音にもそれを待っているようなので、
わがままをしてしまうのです。

2011年10月21日金曜日

10/21

何やら行ったり来たりしている間に、
もう10月も後半であります。

ここ数日の自己管理の悪さがたたって、
久しぶりに風邪をひきました。

このところ、あまりひかなかったので、
ついに自分も馬鹿の仲間入りができたか、
と思って高をくくっていました。

微熱はさがりましたが、喉鼻にきています。

昨日はライブハウスUHUにて、ミュージシャン風太さん企画、
「風太のボクんちへおいでよ」に出演させていただきました。

風邪で鼻がずるずるでしたが、
まずまず、楽しいライブができたと思います。

それから久々に「The Fawn」4人バージョンをやりました。
一度も集まって練習しないのに、
何故かアンサンブルが深まったような気がしました。

11月はFawnのライブが2回あります。
山梨は山中湖畔と、藤枝への珍道中です。
また詳細がでましたら告知させていただきます。

今日は、喉を休めて、静かにギターの練習をします。

2011年10月19日水曜日

10/19

何気なく流れていた音楽を聴いていたら、

ある曲の詩の中に「A面」という言葉が出てきました。
A面B面とは、当時は新しい響きだったはずですが、
今やレコード時代の情緒ある言葉だと思います。

現代でいえば「カップリング」ですが、
まだ歌の情緒としてはいまいちですね。

最近の流行り歌を聴いていると、
携帯やインターネットなどに関連する言葉も、
よく登場するようになりました。

「君からのメール」とか、「夜中の着信音」とか、
「携帯の充電気にしながら」とか、「待ち受けの写真」とか、

確かにリアリティがあって、
即座な共感を呼ぶには有効かも知れません。
しかし生々しすぎて、その向こうにある世界を空想したり、
言葉以上の深い思いを感じたりできないことが多いのです。

言葉は、人々に長い間使われて、
段々とそこに郷愁が加わったりしながら、
言葉としての意味を深めて行くように思います。

君からメールよりも、
君からの手紙のほうがやっぱり読んでみたいのですが、
手紙もめっきり書かなくなりました。

「君が文来たりて まみえたけれど
かひなければ おぼつかなし
ともにとりあえし手 あくがれざれば
かげあかけるところへむかひてゆく
君ひとりにあらず あな 君やむごとなし」

古ければいいってもんじゃないの。

2011年10月18日火曜日

10/18

今朝は悲しい夢をみました。

僕が雨の降る夜道を車で走っていると、
カエルなどがたくさん出てきて、
一生懸命避けなくてはならなくなりました。

しばらくゆくと、雨にぬれたつがいのネズミが2匹、
大きな交差点にちょろちょろと出ていこうとしています。

あっと思ったのもつかの間、大きなトラックが出てきて、
その車輪につがいの片方のネズミが轢かれてしまいました。

かわいそうになって、わーっと叫ぶと、
寝ながら現実でも叫んだらしく自分の声で目が覚めました。

ひょっとしたら、自分が夢の中で車から降りて、
トラックを止めればネズミは轢かれずにすんだかと思うと、

しばらく悲しくて、胸が苦しかった朝であります。


悪い夢は、いいことの前兆だとも言います。
僕は夢占いなどはまったく信じないほうですが、

妙に、物語のあるリアルな夢を見ることが多いので、
何をか考えさせられたりします。

2011年10月15日土曜日

10/15

昨夜はものすごい風で、外の物干し竿に釣ってあった、
野菜を干すために買ったびく網が、
物干し竿ごと、飛んで行ってしまいました。

竿は落ちて隣の駐車場まで転がっていましたが、
網は結局見つかりませんでした。

今日は一転して静かな雨が降っています。


今、新しい音源を作るために頑張っています。
しかしやはり、録音は大変難しいものです。

いい結果が出なければ、
まるで時間を無駄にしたような気がしますし、

何度もとちったり、気に入らず録り直したりしていると、
だんだんと焦りはじめ、自分に腹が立ち、

いろいろな思考が頭の中でぐるぐるして、
自分の短所を恥じたり、過去を後悔したり、

まったく何の作業をしているやら、
忙しいことになっていきます。

ふがー!と言ってどこぞを蹴っ飛ばしたい気になりますが、
むむ、物を壊してはいかん、と理性が先に立ち、
まるでチンパンジーが踊っているような格好で、
部屋を歩き回ることになります。

そうして鼻息を荒げて、コーヒーを入れ直したりしながら、
少しずつ進めている次第です。

もちろん、少しずつ形になっていくことは、
何より楽しいことであります。

前作と違って、宅録なので音質は落ちますが、
内容的には1歩も2歩も進んだものができると思います。

2011年10月14日金曜日

10/14

アボカドを食べた後、種をとっておいて、
下の部分だけ水につかるようにして置いておくと、

ひと月ぐらいで、種が割れて中から白い根っこが出ます。
さらにもうしばらく置いておくと、上から芽が出てきます。

芽がある程度大きくなったら植木鉢に移します。

そうして育ったアボカドくんが今、
鉢植えで20センチぐらいになりました。

果物は、お店に売られている状態でも、
立派に生きているのです。

うちの実家には、同じように植えられた、
20年もののアボカドの木があります。

父は、実がなると期待したらしいのですが、
気候が合わないのか、雄雌があるのか、実はなりません。

うちのアボカドの芽も大きな木になったらいいな。
また観察日記を書きたいと思います。

10/13

TVで…(最近テレビの話多いな)、
「スズメバチハンター」という話をやっていました。

番組は、どう猛なスズメバチを時に人の命を奪う、
恐ろしい生き物として描いていて、

そのハチと勇敢に戦うハンターとして、
スズメバチの駆除の仕事を取り上げていました。

2人の名人が出てきて、まず片方の仕事を取材していました。

名人は頑丈な防護服を着て、
殺虫剤を噴射しながら巨大な巣を駆除していました。
なかなか大変な仕事だなあと思って見ていると、
もう1人の名人の取材になりました。

TVナレーションいわく、
「名人は恐ろしいハチと戦うのに殺虫剤を使わない!」

何を使うんだ!と思っていると、
ハチミツの入ったビンが出てきました。

名人は次々とスズメバチを捕まえて、
ビンに放りこんでいます。

ん?何か趣旨が変わってきたような?

またナレーションいわく、CGを駆使した説明とともに、
「ここで名人が開発した秘密兵器が登場する!
明るい電灯でハチを箱の中におびき寄せ、
下に仕掛けてある焼酎の池に落としてハチを退治するのだ。」

ん?焼酎?

「巣を駆除して感謝されると、やはりうれしいですか?」
という質問に対し、

「うん、たくさん捕れるとやっぱりうれしいよね。」
と名人はおっしゃっていました。

TVの深刻さ加減と、現場の人のちょっとずれた感じが、
たまらなく面白く、久々に爆笑してしまった番組でありました。

最後のしめは、
「全国で毎年約20人がこの危険な生き物の被害にあっている。」
ということでした。

もちろん人数が少ないからといって、
ほっておいていいということではありませんが…。

2011年10月12日水曜日

10/10,2

僕らの街に、チック・コリア率いる再結成バンド、
「リターン・トゥ・フォーエバー」がやってきました。

ずっと見たかった、ある意味「アイドル」に、
地元で会えるなんて素敵、と思い、
いそいそとチケットを購入し出かけて行ったのです。

チック・コリアは1960年代後半から、当時、
若手ピアニストとしてジャズの帝王マイルス・デイビスの、
バンドに在籍したことをきっかけに頭角を現し、

その後、自らのバンド「リターン・トゥ・フォーエバー」で、
ジャズ・フュージョン界での最大級のヒットを飛ばしました。

僕は彼の、ジャンルにとらわれない独特なコンポジションと、
不思議な浮遊感のあるフレーズにとてもあこがれています。

現在御年70歳。

結論から申し上げると超カッコよかったです。
ものすごくロックしていました。

バンドは、

チック・コリア (ピアノ・エレクトリックピアノ)
スタンリー・クラーク (ベース)
レニー・ホワイト (ドラム)
ジャン・リュック・ポンティ (ヴァイオリン)
フランク・ギャンバレ (ギター)
フローラ・プリム?(ゲスト・ボーカル)

という構成でありました。

バンド全体がまるで震えているように、
恐ろしい音の厚みを持っていて、
それでいて、一人ひとりが自由に見えました。

しかしどんなに複雑なフレーズをつぎ込んでも、
全体が意志を持った一つの生き物のように、
美しい質感を失わないのです。

アンサンブルの一つの頂点を見たような気がしました。


お客さんをよく見ると、
ノリノリで聴いているおばあさんがいました。

よく考えてみれば、40年以上前からやっているわけで、
そんな当時からのファンがいてもおかしくはないのですが、
なんとも不思議な感じがしました。

色褪せない輝きをもったミュージシャン達だと思います。

2011年10月10日月曜日

10/10

家族・親戚のお祝い事で2日間京都に行ってきました。
久しぶりに…、と思ったら、最近は冠婚葬祭で、
よく集まる機会がありましたので、うれしい限りです。

「できれば、なるべく慶事で集まりたいわよねー。」
と、伯母の言葉ですが、葬式も上から順番に逝く分には、
必ずしも悪いことばかりでもないような気もします。


父方で、英国人と結婚して、
もう40年ぐらいロンドンに住んでいる叔母がおり、
その叔母に僕は20年ぶりに会いました。

最後に会ったのが8歳か9歳ぐらいだったので、
もう顔も忘れてしまっていましたが、
久しぶりに会い、不思議な時間を過ごしました。

もう日本より、英国暮しのほうが長いので、
どうやら英語のほうが話しやすいらしいのです。
もちろん日本語も上手(?)なのですが。

とても尊敬できるユニークな叔母です。


うちの家族・親戚は変わった人ばかりで困ります。
しかもどうも共通して自分が一番まともだと、
思っているらしいのです。

一番年下の立場で、まともな性格に生まれついて、
その相手をする自分は大変ですよ、などと言うと、
どこかから突っ込みが入るのでやめておきます。

2011年10月7日金曜日

10/7

今年も、恒例の寸又峡温泉「ホテル翠紅苑」の、
ロビーコンサートが始まります。

今年は、都合もありちょっと少なめで、
10/7(金)、10/11(火)の2回だけですが、
毎年、ひそかに楽しみにしているものです。

考えてみれば、僕が学生に毛の生えたような時期から、
中1年こちらの都合でお休みはあったものの、
毎年お呼び頂いているという類稀なるお付き合いです。

演奏のホスト、福居八大三味線弾き師匠に感謝します。

そういえば、
今は師匠と二人という形に落ち着いていますが、
ロビーコンサート初期のころよく共演していた、
和楽器ユニット「僖響」の原口氏に道でばったり会いました。

彼は、笛、太鼓の名手で、
親善大使として海外にも演奏に行っていたことのある、
凄腕のミュージシャンです。

何年もお互い連絡を取っていなかったので、
また再会することができ、とてもうれしく思いました。


和楽器の人たちと演奏する機会も最近減ってきました。
一時期はよく、三味線や太鼓、笛と共演して、
居酒屋や、お祭り、公民館ライブなどをやらせて頂きました。

民謡が好きだからそうなったのか、
そうだったので民謡が好きになったのか、
よく覚えていませんが、

自分の音楽の礎を少なからず、
築いてくれた活動であったと思います。


さて、これから山道を走って温泉街へと行ってきます。

10/6

金木犀が街中で香っています。

近所の家に、時々サックスの練習をしている人がいます。

ジャズのプレイヤーらしく、
以前は「バイ・バイ・ブラックバード」を吹いていましたが、
今日は「サマー・タイム」を練習していました。

とても上手で、いい音です。

こちらも負けじと「枯葉」でも練習しようかと思います。
僕のほうは苦情が来るかもしれませんが…。


TVで…、

スティーブ・ジョブスが亡くなり、
iphoneなどの携帯電話の革命に関する功績や、
社会に与えた影響を讃えていました。

同じニュースで、
誰かが携帯を夢中で操作しながら歩いていて、
人にぶつかって危ない目にあわせたり、
自分が危ない目にあったりする事件が多いので、
その原因と結果を検証していました。

同じ局の番組で、iphoneなどの、
携帯を使ってできる楽しい遊びについて解説していました。

何だか不思議なことだなあと思いました。

2011年10月6日木曜日

10/5

神のお告げか、はたまた悪魔のささやきか。

ギタリストにとって「爪」は、
体の部分の中で一番大切なものの一つです。

爪がきれいになっていないといい音が出ません。
(爪を短くして指で直接弾くほうが好みだという人もいますが。)

だから日頃気をつけて、物を触っているつもりなのに、
これが、意外とよく割ってしまうのです。

実はここ1週間で、親指と薬指と2か所を割ってしました。

親指は自分の不注意なので仕方がないのですが、
薬指のほうは覚えがなく、朝起きたら割れていました。

親指の件の悔しさの冷めやらぬうちだったので、
朝起きて発見した時、自分がふがいなくなって、
ハタ!と布団をしたたかに叩いたのは言うまでもありません。

(言わないとわからないですね。)


遊んでいるときならば、
自分を責めることができるのですが、

以前に、とっさに人に椅子をすすめようとして、
椅子をつかんだ時に割ってしまったということがありました。

「おおかみよ、優しさの報いがなぜこれなのだ…。」
と天を仰いだのは言うまでもありません。

(言わないとわからないって。)



あれ?突っ込み方が何か、「ボスの秘密部屋」に似てますね。

「ぎゃはは、お前(俺のことね)、
そんなんじゃまともなギタリストになれないと思うがどうか?
え!?ボーリングで爪割ったって!?」

「ボス部屋」と「音楽雑記」を両方読んでくれている、
世界中の約8人が爆笑したとみました。

内輪ネタで失礼。

2011年10月4日火曜日

10/4

今日はこの秋で一番の冷え込みだったのだそうです。

TVではついこの間まで、「なんでこんなに暑いのか。」
ということを検証していたのに、ここ数日になって、
「なんでこんなに寒いのか。」ということを検証していました。

人間はぜいたくだなあと思いました。

真冬に「お~さぶさぶ!」と言いながら、
お風呂に入ろうとして、お湯が熱くて入れず、
「あちっ!」と言ってしまったときも、

人間はぜいたくだなあと思います。

お湯を水でうめながら、自分の鳥肌を見て、地球上にあるうちの、
ほんのわずかな温度変化の中でしか生きられないのだと実感します。


しまってあった上着や、
長袖のシャツを少しずつ出しているこの頃です。

2011年10月1日土曜日

10/1

10月になりました。

新しい音源を作るのに、
いろいろと試行錯誤を繰り返している今日この頃です。

一口に演奏といっても、いろいろなスキルが必要で、
ライブにはライブ、録音には録音の難しさがあるようです。

生演奏は一回きり。
始めたら、よかろうと悪かろうとやりきってしまわなくてはならず、
だからこそ勢いや、繊細さが生まれます。

しかし録音には、録って、
それを聴いて判断するという時間があります。

気に入らないところがあって、録り直せば録り直すほど、
どんどん細かいところが気になりだし、
自分で自分の演奏にO.Kが出せなくなってきます。

だんだんとイライラしてきて、
「自分はなんてへたくそなんだ!」
と、物を投げたりしたくなる時もあります。

実際は気が弱いので投げませんが。

それでもがんばって、いい音が録れたと思い、
喜んで家に帰って、聴き返してみると、
意外と小ぢんまりとしていて面白くなく、

音程が甘かったり、ミストーンがあったりして、
スタジオでは気に入らなかった音のほうが、
よく聞こえたりするのです。


ともあれ、録音では、ここ!
ここのところに照準を当てて突っ込むのだ。
というような基準がだんだんとわかってきました。

少しずつ、進んでいます。
がんばるぞー。


2011年9月29日木曜日

9/25

遅ればせながら、ホーム、ライブハウスUHUにて、
結婚披露パ-ティをさせていただきました。

忙しい中駆けつけてくださった皆様。
贈り物やメールにてお祝いして下さった皆様。
本当にありがとうございます。

たくさんの人に支えられ、
どんなに感謝を伝えても伝えきれない思いです。

また、いろいろの事情で、
声をおかけすることができなかった方々もおり、
本当に申し訳ない気持ちで一杯であります。

しかし満員も満員、普段40~50人ぐらいしか入らない所に、
80人以上も押し込んだのですからご容赦願いたく思います。


外はだんだんと空気がさわやかになり、
季節は秋へと移り変わっていきます。

そのように、私たちの関係も変わっていきます。

新しく出会う人、遠くへ行ってしまう人、
生まれる人、送らなければならない人。

今まで自分がお世話になった人たちが集まり、
また、それぞれの場所へ帰ってゆきました。

誰が行くことも引きとめられはしないし、
今の自分は過去に戻れず、やはり今の自分ですが、

どこでどのように出会った人にも、
感謝の気持ちを忘れたくないと思い、
やっとのことで企画することができました。

ありがとうございました。

2011年9月24日土曜日

9/24

涼しさが、だんだんと増してきました。

「秋は夕暮れ」とはよくいったもので、
最近は空も高く、きれいな夕日が毎日見られます。

虫の音も何やらささやくようです。
そんな静かな雰囲気とは裏腹に…、

今日は、SBSラジオ「愉快!痛快!阿藤快」に出演しました。

いつものようにシンガーソングライター、
ZILLくんのつながりから実現したことですが、

「生」阿藤さんの迫力にたじたじとなりながらも、
以外に(?)朗らかなお人柄と、軽快なリズムのトークに助けられ、
楽しい話をすることができました。













O.A中、ZILLくんが、「なんだかなあ!」と言いました。

何やら考えてるように見えるなと思っていたら、
阿藤さんのものまねをするチャンスを窺っていたようです。
終始、楽しいムードで、いい時間になりました。

出演前に、スタッフさんの仕事を見ていると、
てきぱきと音響をいじったり、時間管理をしたりしていましたが、

一番印象に残ったのは、スタジオ内の話に、
一生懸命、笑いを作り出している所でした。

もちろん本当に面白くて笑っている部分もあるのでしょうが、
仕事にかまけて、みんながしかめっ面をしていると、
やはり、しゃべるほうもやりにくいですから、

雰囲気を良くするための気遣いも多分にあるだろうなあと思い、
楽しさと、苦労との両方を感じました。

TVのスタッフの裏話でもそんな話を聞いたことがあります。



帰りに、買い物をしにホームセンターによると、
お店のトイレに子供が作った張り紙があり、

「トイレをきれいに使いましょう。ぽぽぽ、ぽ~ん。」

と書いてありました。意味はわかりませんが、
いろいろな楽しさと、苦労とが同時に伝わってきました。

まじめすぎてもふざけすぎてもいけない、
その中庸は難しいようです。

2011年9月22日木曜日

9/22

台風でうちが停電して、一晩ろうそく生活を送りました。

一晩だけなら、わくわくするようで楽しいこともあります。

しかし、いかに生活も、娯楽も、
何もかもを電気に頼っているかよくわかります。

ふだん当たり前のようにしていたことが、
まるで出来ないことばかりなのです。

僕らの生活の基盤は、
僕らの自由意思のはずなのですが、おかしいなあ。


やはり時代の最先端「かまど」や「いろり」、
「薪で沸かすお風呂」などのついた、
最新住宅に引っ越すべきでしょうか。

そして最先端の科学テクノロジーを駆使した、
「畑」という装置をつかって食物を生産するのです。


でも、きっとあんまり進んでるんで大変でしょうね。



さて今夜はライブです。ぜひぜひお越しください。
音楽も、電気とは切っても切れない関係に今やあります。

■9/22(木)

静岡市葵区 ロック喫茶「マキタさんとミッちゃんトコ」
出演 マキタさん 丸山研二郎 
20:00~ ¥1000(飲食別)

9/21

台風の影響で停電、断水し、今復旧しました。
静岡は直撃はめったにないので、大変なことです。

街路樹が根こそぎ倒れて、
ブロック塀がばらばらに崩れているのを見ました。

雲が恐ろしいスピードで何かの中心を持ちながら、
旋回しているのがわかり、その集合が、
まるで巨大な意志を持つ生き物のように見えました。


実家の地区が避難勧告の対象になっており、
電話をしても停電でつながらないのでとても心配になりましたが、

復旧後連絡が取れ、瓦が落ちたり、
雨どいが外れたりという被害はあれど、
大きなこともなく無事だったようで安心しました。

そのようなちょっとしたことでも、とても不安になるのですから、
先の地震で、家族と何日も連絡が取れなかったり、
行方不明を受け入れなければならなかったりということは、
どんなにか辛いことだっただろうと想像します。


皆が、静かな毎日が送れることを祈ります。

2011年9月19日月曜日

9/18

「大浜ビーチフェスタ」というイベントに出演しました。

これは静岡の海辺をまもる会が企画する夏フェスで、
例年、このイベントには音楽ブースがなかったため、
僕たちはあまり知らずに過ごしていましたが、

今回、一部のスタッフの方の熱い思いから、
音楽ブースが設置されたわけであります。

スタッフにもなっている、シンガーソングライター、
ZILL君の呼びかけで静岡近郊の仲間達があつまりました。


さてイベントが開始されようとした時、
僕は音響テントに呼ばれました。

何かと思って聞くと、オペレーターさんが、
他のイベントに行かなくてはならなくなって、
音響をできる人がいないので代わりにやってくれとのこと。

結局、僕は音響係として働くことになってしまったのです。

炎天下、日影もないステージと客席をバタバタと走り回り、
機材をいじり、一瞬のすきをついて出演し、

もどってビールを飲み…、ふらふらになりました。















普段夜のバーや静かな喫茶店などでばかり演奏しているのに、
いきなり真昼間の海の波打ち際に駆り出されたものですから、

今日は、ひりひりと日焼けした腕や顔が痛みます。

季節はもう秋なのに、今年一番夏らしかった1日でした。
来年もぜひ企画されることを楽しみにしています。



夕方に帰って、あまり疲れたのでうたたねしてしまいました。

夜、ちょっと出かける用事があったのですが、
必ず行かなくてはいけないというほどの事でもなかったので、

「ごめん今日は…」と言おうと思って電話をすると、
「遅くなってもいいので…」と言われ、
しぶしぶバイクに乗って出ると、とてもきれいな星が見えました。

走っていると目の前に夏祭りの花火が上がりました。
夜風が気持よく、「ああ、やっぱり出てよかったな」と思いました。

心なんていい加減なもので、本当に簡単なことで、
楽しかったとか、つまらなかったとか決めてしまうものです。

自分たちの音楽やパフォーマンスが、そんな風に、
誰かに前向きな楽しみを与えていけたらいいなと思います。

2011年9月17日土曜日

9/17

激しい雨が降っては止み、止んでは降り、空には、
まるで怒っているような黒い雲がゆっくりと動いています。

街道の、かわいらしいマツバボタンの花は、
もう3か月以上、毎日咲いたり閉じたりしています。
本当に長い花です。

日影は秋の風ですが、雲や花や、ちょっとした匂いに、
まだ夏が引っ掛かっているようです。


昨日は、ホーム「LIVEHOUSE UHU」の5周年記念で、
遅くまで気のおけない仲間と話をしました。

未熟な言葉ですが、自分の5年間を振り返ってみると、
いいこともあれば、つらいこともあり、
以前とはまったく別人になったような心持ちにもなります。

しかしUHUは変わらずいつも、自分の支えであります。
変わらずに、自分の支えであり続けてくれました。

みんなにとってそんな場所であるよう、僕もがんばって、
盛り立てていきたいと思います。


自分の5年間は長いようで短かったです。

夏は、どうも心が落ち着きません。
セミの声などは、心の内側で鳴っているような気がして、
ざわざわとさびしくなる時があります。

日影は秋の風ですが、雲や花や、ちょっとした匂いに、
まだ夏が引っ掛かっているようです。

2011年9月15日木曜日

9/14

最初からステージを中心に、
作られているライブハウスなどとは違い、

ステージのないお店におけるステージの設定、
お客さんがどうすわり、ミュージシャンがどう向き合うか、
というのは非常に大切なことだと思います。

音楽のパフォーマンスならずも、ステージの人間とお客さんは、
ひとつの何か、形無い資源をお互いに呼吸し、共有しています。

こちらの出したものを、あちらが受取り、
あちらが返したものを、こちらが受取る、

そのプロセスが、成り立つかどうかで、
大きく空間の良しあしが決まってくるようです。

そのためには、お互いに気持のいいレイアウトがあると思います。


今日は定例の「伊太利亭」でのライブでした。

いつもは、ステージをお店の一番奥に作っていましたが、
縦に長いお店なので、後ろのほうは外の雑踏などが邪魔して、
ライブに参加しづらい、という意見を聞き、

今日はお店の中央のカウンターを背にして、
横長にお客さんと向き合う形でステージを作ってみました。

結果、音はよく届くようになりました。
お客さんは、雑音に気を取られにくく、
音に包まれていたいという気持ちを満足させることができます。

しかし、こちらとしては、横長のお客さんを見づらく、
どうも集中力が散漫としてしまいました。

お客さんから帰ってくる何かの気持ちを、
うまく受け取ることが出来ないのです。

両方が立つようにうまくすり合わせていく方法はないかと、
これから図面と格闘することになりそうです。


しかし、今回演奏自体は大変好評でした。
もちろん共演の荒井さんの音が良かったから、
ということは否めない事実であります。

うむむ、自分のコンディションの問題を、
レイアウトのせいにしているといえなくもないのです。

2011年9月11日日曜日

9/10

静岡県立美術館内のレストラン「エスタ」にて、
演奏をしてきました。

ステージ後ろが吹き抜けのガラスになっており、
すぐ裏の池の水面が反射して、
キラキラとレストランの天井に光を映していました。
 
とても素敵なロケーションで、楽しく演奏できました。

共演の荒井さんは、直射日光で、
ハンマーダルシマーの調弦が狂うといって泣いていました。

それは冗談として、最初の1曲目、導入という感じで、
ダルシマーによる、アイリッシュメドレーを弾いてもらったのですが、
それがとてもきれいで、
おかげでいい気持で演奏に入っていけたと思います。

ひょっとしたら、第二弾も実現するかもしれません。
とてもうれしいです。


しかし音響に関して、少し反省点もありました。

今回は先方に音響設備がないということで、
すべて持ち込みでやらせていただきましたが、

お店の営業の関係もあって、準備の時間が少なかったので、
ゆっくりと音の調整ができなかったのです。

そのあたりの技術も上げていかなくてはなりませんね。

もちろん、いろいろなところで演奏していると、
どたばたもしょっちゅうなのです。

「音響?ありますよ、気にしないでどうぞ。」
なんていうので行ったら、カラオケセットだったりとか。

何というメーカーの何という機材ですか?
と聞くようになったのは言うまでもありません。

2011年9月10日土曜日

9/9

黒川くん企画、「Mr.スパイラル」トオルさんの、
追悼イベントに出演しました。

静岡のライブハウス関係に、なくてはならない人であった、
トオルさんが急逝してはや1年であります。

みんな、「まったく変わった人だった。」とこぼれ話をしながらも、
力の入った素晴らしい演奏をしました。


今日、UHUの店長「てっちゃん」と、「バスター」、「りおちゃん」の
3人で作ったというCDをもらいました。

なんとも表現しがたい不思議な、それでいて美しい音楽でした。


いろいろと活動をしていると、

流行っているものを流行っているままやっている人や、
憧れの型にはめ込まれただけの人、
ただ売れる、知られるということに賭ける有名無実の人、

そんな人がたくさんいて、さびしくなりますが、

自分も「不勉強」で、何かに「固執」し、
「偽り」の表現をしながらやってきたかも知れないと思います。

しかしここ数日間聴いた音楽は力強く、心に入ってきました。
それがうれしかったのです。

2011年9月6日火曜日

9/6

台風が行って、きれいな秋晴れでした。
今回はたくさんの人が被害をうけられたようです。

京都の「祇園祭」も、平安時代、疫病の大流行や、
貞観地震(869年の三陸沖地震、東日本大震災と同規模だったと考えられている)
などの天変地異が、なにやらの祟りであると考えて、
その鎮魂のために始まったそうですが、

まさに今年はそんな年です。

さびしくて胸が締め付けられるような気持になります。


窓の外には秋の虫たちが鳴き始めました。
ぽろりぽろりとギターの練習をしました。

2011年9月4日日曜日

9/4

最近、ステージの上で、
少しずつ平穏でいられるようになってきました。

中学の時の剣道の先生に、つらい練習の時、
「自分との戦いだぞ!」とよく檄を飛ばされましたが、

音楽も同じで、ステージでの自分の精神とどう向き合うかは、
一生の課題のような気がします。

しかし時には、お客さんの雰囲気にやられたり、
何かよくわからない事象に中てられたりすることもあります。

本当に「わー、ごめんなさい。」と言って、
逃げ出したいことも時々あるのです。

慣れきって、お客さんを恐れないエラソーな、
ミュージシャンにはなりたくはありませんが、

静かすぎず、ざわつきすぎず、いいところを通っていくには、
なかなか厳しい修行が必要だと思います。


今日は、今までなぜかエラーでインストールできなかった、
パソコンの録音ソフトのMIDI音源がインストールできました。

そして買ったはいいが不良で、
うまく使えなかった機材を返品できました。

うれしいな。

そして、返ったお金でCDを衝動買いしたら、
案外好みでなく、ちょっと失敗しました。

ざわざわと落ち着かない心であります。

9/3

雨と風が強くなって、
ベランダのひまわりが大変そうにしています。

今日は一仕事終えました。

台風が行ったら、またさわやかになって、
文章が湧いてくるでしょう。

今日はがんばったので早めに休みます。

2011年9月2日金曜日

9/1

今日から9月です。

台風が来ているというのに、
外では虫たちがずっと合唱しています。

今、大浜ビーチフェスタというイベントのテーマソング、
「浜ゆき」という曲を制作中です。

作詞作曲がZILLくんで、編曲が僕です。

今日はドラムと、バックコーラスとパーカッションを、
収録しに藤枝のスタジオに行きました。

面白い曲になりそうです。

そのためにYOUTUBEで、J-POPを聴いて、
どんな種類のエフェクトが使われているかとか、
ミキシングはどんなだろうとか、目下勉強中であります。

普段全く効かない音楽を聴くのも楽しいものですが、
田舎の老人が突然、渋谷に連れてこられたような、
心持になることも多いです。

2011年9月1日木曜日

8/31

家に帰ってきて、広島でお土産にいただいた、
日本酒をあけたら、超辛口でびっくりしました。

今日は「cafe&art CLAY FACTRY」にて演奏をしてきました。
春に続いて2回目、ZILLくんと2人のライブです。

前回の反省を生かし、ゆっくりと時間を使い、
マスターも、料理の出し方などを工夫して下さり、
協力して、いいライブを作ることができたと思います。

ZILLくんは、MCがうまくいかなくて、
緊張したことをずいぶん落ち込んでいました。

十分いいライブをしているのに毎度体育会系の、
反省っぷりに頭がさがります。


終了後、マスターととてもいい話ができました。

ミュージシャンとお店、作品づくりの共通点を話す中で、

「僕、本当は『粘土』で生きていきたかったんです。」
と言うマスターの、クレイ工作への思いに共感しました。

作品の写真を見せてもらうと、とても素敵なものでした。

またひとつ、楽しい話をしに行ける場所が増えたようで、
うれしい気持ちになりました。

お店に入った時、壁の下のほうに穴が開いていて、
気になっていたのですが、マスターいわく穴の中に、
粘土のネズミの部屋を作るために準備しているのだとか、

そのほかにも、ちょっとしたところに、
かわいいキャラクターが座っていたりする面白いところです。


さて明日もあすとて、藤枝のスタジオに、
行かなくてはなりません。

台風の影響が軽いことを祈ります。

2011年8月31日水曜日

8/30

宵の口、少し雨がぱらつきましたが、
さっき外に出てみると、とてもきれいな星が輝いていました。

「ブレアデス星団」を見つけて、そういえば今度、
敬老会の余興で「昴」を演奏することを思い出しました。

いかん、練習していなかった。

どうも最近心の調子が良くなく、
(あまり好きではない現代的な表現ですが…、)
何も手に付かないことが多くなってきました。

ちょっと持ち上げていくには、どうしたらいいでしょう。
温泉にでもいきましょうか。

2011年8月29日月曜日

8/28

しばらくの立て込んでいたライブが終わり、
少し時間ができました。

ほっと一息ついています。

今回のいくつかのライブで、
自分の内面が深まっていくのを感じました。

新しい場所、新しい試み、新しい出会いなどによって、
やはり鍛えられていくものだなあと実感します。

もっと外に飛び出していかなくてはいけない、
という風な話も、仲間としました。

僕はどうも引っ込み思案なので、なかなか、
前向きにわたっていくモチベーションを獲得し得ません。

それも含めて精進しなくてはいけないのでしょう。

また9月にはいくつかの挑戦が待っています。
これは録音などのもう少し内省的な挑戦ですが、
気持ち良く進んでいきたいと決意を新たにしました。


今、ちょっと頼まれごとをして、
あるビーチフェスタのテーマソングの録音をしています。

「SAY HO! HO!」というような感じの、
まるでやったことのないような音楽ですが…。

バリバリのヒップホップに仕上げてやろうと楽しんでいます。

2011年8月28日日曜日

8/27

映像と音楽のライブ「静かな光」。
無事終了しました。

僕は、音楽を他の情報と共に表現することに関して、
嫌いではないが、あまり前向きではありません。

(いわゆる映画やお店などのBGMのような、
主従関係が違う世界は別として。)

たとえば鳥の声や、波の音を想像させたければ、
それらが自然に聞こえてくるような演奏を、
しなくてはならないと思っています。

何か具体的な景色を思わせたい場合もそうです。

映像という要素が、音楽と対等に存在した場合、
音楽をどのように作用させてゆくか、

大きな課題でありました。

音の物語がなければ「映像」が「情景」になりえず、
音楽は映像の情報性をたたえるだけの起伏でしかない。

両方が限定され、結果、お互いを支えきれない。
そのような作品が総合芸術の世界にあふれています。

才能ある仲間の、美しい映像にぶつかる時、
音楽の物語と、純化された音の緩急との間で葛藤しました。

毎回自分の中で、
新しい領域を切り開いているような気がして、
刺激的な活動であります。

一度は、皆様のご覧に入れたいと思います。












最近、マイルスデイビスの、
「ネフェルティティ」「キリマンジャロの娘」などの、
アルバムを、よく聞きなおしていますが、

どうも今日の内容と関わって、
何かを教えてくれるような気がしています。

2011年8月27日土曜日

8/26

大阪で石川「39会(昭和39年生まれの会)」の面々と合流し、

日本一長いといわれる、天神橋筋商店街の一角の、
連れ込み宿を改造したと思われるホテルに、
男3人で、ぎゅうぎゅうと泊まりました。


4日目、大阪、南船場「ペーニャ」

車の運転もあったため、
お酒もほとんど飲まずクリーンだったツアーが一転、

昼間っから飲んだくれのおじさまたちに交じり、
迷路のような商店街の立ち飲み屋でお酒を飲み、
ほろ酔い気分でライブをしました。

「天満」は実に楽しい街であります。


上写真は石川39会と大阪39会のこわーいおじさまたち。
みな素晴らしい先輩です。

5日目、大阪 天六 「BAR STILL」

偶然出会った、そこらのミュージシャンの師匠格である、
奄美の歌うたいの方が、1曲演奏して下さいました。

僕が奄美民謡が大好きなことを告げると、
大変喜んでくれ、いろいろな話をしました。

素晴らしい出会いがたくさんあった2日間であります。

しかし、39会の人たちの酒の強いことと言ったら。
朝からビール3倍に焼酎5杯を飲み干して、
平気な顔をしているのですから(笑)















総評

今回のツアーは実に沢山の人に出会いました。
どの人もみな熱く、優しく、心ある人たちでありました。

僕を仲間に入れてくれた石川県の人たちにも、
改めて感謝します。

そして、旅の空はとてもさびしい。
自分に帰る家があり、土産話を聴いてくれる、
相手や、仲間がいることを、またうれしく思いました。

2011年8月26日金曜日

8/25

ツアーから帰ってきました。

今回は珍しく、きちんと写真を撮ったので、
ツアーの全貌を写真とともにレポートします。
行き当たりばったりの散文、お許し下さい。

0日目、石川県に共演者「ジローヤマダ」さんを迎えに行く。

1日目、広島県三次市「卑弥呼蔵 たべもの屋 赤猫」












三次は古くから踏鞴(たたら)製鉄で栄えた街だそうです。
当時の面影を残した古い街並みに、しっとりとした趣があって、
ゆっくりと、過ごしてみたい街の一つです。

その中にある酒蔵を改造したレストランでのライブでした。










もののけが住まうという山を背負っている街だけあり、
小雨の降る中での人や建物との出会いが、
不思議な幻都市に来たようにも感じさせられました。


2日目、広島県福山市「CAFE DO LALA」

ジローさんの紹介で、最初に決めていただいたところ。
純喫茶という感じの素敵なカフェです。

「歌声」の企画もやっていらっしゃるということで、
自分の地元での活動とも共通し、
なんだか他人のような気がしないお店でした。

うっかり写真を撮り忘れたのが残念です。
非常にゆっくりとしたライブができました。


3日目、岡山県笠岡市「カフェ・ド・萌」

ジローさんが岡山に住んでいたころよく通ったという、
瀬戸内海の島の入口にあるラーメン屋によりました。










気さくなおばちゃんが作る「中華そば」は絶品でありました。

その後、車で島を一周しましたが、
あんまり瀬戸内海がきれいなので気分がぽーっとして、
ゆるゆるにリラックスしてしまいました。


「カフェ・ド・萌」は、その筋ではとても有名な人たちが、
軒並み出演している老舗であります。

亡くなった「高田渡」や、「小室等と六文銭」や、
こないだ前座をさせてもらった「リリィ&ヨージ」さん、
兄に教えてもらって以来好きな「下田逸郎」、
面白いところでは「押尾コータロー」などなど、

そんな面々の立っているステージに混ぜてもらって、
とても光栄でありました。

周りから恐れられている?が、本当はやさしいママさんの、
音楽の内容以前に、1「お客が呼べるかどうか」、
2「人間として謙虚で礼儀正しいかどうか」という、
ミュージシャンへのシンプルな判断基準はとても共感できました。

僕は、1は満たせないものの、気に入っていただいたらしく、
また来てくださいね、と声をかけていただきました。


その後、岡山のSAで車中泊し、
バキバキと痛い体を引きずりながら大阪入りしました。

大阪でのレポートはまた明日。