2011年1月28日金曜日

1/28

明日から、京都・大阪・神戸と演奏に行ってきます。

知り合いの方や友人に紹介していただいたりして、
段々と広がっていくことができます。

昨日偶然、予定を見てくれた全く関係のない友人2名から、
「対バンのあの人は知り合いだからよろしく言っといて。」
という趣旨のメールが届きました。

業界はなかなかに広いようで、
しかし狭いような不思議な感情を覚えます。

最近はやりの、ソーシャルネットワークの理論で、
5.6人を介せば、世界中のだれとでもつながれる、
という話を聞きました。

行った先には、待っているいないに関わらず、
新しく自分と出会うはずの人がいるのだ、

と思うと、また何か不思議な感じがします。

1/27

今日は月一の、
ロック喫茶「マキタさんとミッちゃんトコ」での演奏でした。
僕はマキタさんのところで演奏をすることが好きです。

なぜかと言えばやはり、
ミュージシャンにとっての「温室」ではないからです。

昼間はどこそこのなにがしという名のある仕事帰りの、
立派な酔っ払いがいらっしゃるお店なのです。

僕はわりと、つまみ食いばかりして来たので、
アメリカンフォークや日本の昔の歌謡曲などをよく演奏しています。

年配のお客さんは、
まず若者がその世代の曲を知っていること自体に驚かれます。

そして喜んでくださるのですが、
しかしやはり世代の感覚がないもののやることですから、
「いやー、その曲はそうじゃなくてこういう風に演奏してくれなくちゃ。」
などと教えてくれたりします。

いろいろな世代の方の中にある、
音楽に対する美意識を学ぶことができるのが、
何よりうれしく思うのです。

さみしいかな商品として売っていくためには、
対象をしぼったりする必要があるでしょうが、

音楽そのものとしては、どんなジャンルの曲をやっていようと、
出来る限りたくさんの人の楽しみになるように、
という気持ちをなくしたくないと思うからです。

2011年1月27日木曜日

1/26

久々に「マイルス・デイビス」のアルバム、
「ビッチェズ・ブリュー」と「キリマンジャロの娘」を
引っ張り出して聴きました。

一時期、僕はマイルス中毒になっていましたが、
最近ぱったりと聴かなくなっていました。

久々に聴いてみると、今まで感じられなかったフレーズや楽器の音が、
天才の音楽特有の密度をもって、驚くほど新鮮に耳に届きました。

ミュージシャンにとって、「憧れ」は成長の動機であり、
同時に、没個性への手招きでもあります。

僕には「この人みたいになりたい。」
と思うミュージシャンは特にいませんが、

「僕はマイルスになりたい。」と思うことは、
棟方志功も「わだは、ゴッホになる。」といったらしいので、
何だか音楽そのものになりたい願望のような気がして、
尊い(?)感じがするのです。

結局のところ、偉人のまねをしているだけになったって構わないのです。
危うい紙一重ですから…。

つまりそれほど、憧れちゃってるのです。

2011年1月23日日曜日

1/23










トムとジェリーのDVDを見ました。

僕はジェリーのような暮らしがしたいです。

おうちの壁の中にソファーや机があって、
時々不思議な知り合いが訪ねてきたり。

夜な夜な、人間の家具の上で遊びまわったりしたい。










アニメのBGMは効果音なども兼ねながら、
すべて一曲で構成されており、作曲家の素晴らしさも感じます。

子供のころ、夕方6:30からやってたなあ。

2011年1月22日土曜日

1/21

常日頃、舞台に立っていて、
ふと自分の中の新しい感覚に気づくときがあります。

昨日今日と2日間演奏をする中で、舞台に上がる前、
ほとんど「緊張」をしていない自分に気が付きました。

そうは見えないとよく言われますが、恥ずかしい話、
僕は昔から結構「アガる」性質だったので、精神の緊張から、
体がこわばったりして、うまく演奏ができないことが時々ありました。
(もちろんライブハウスでの鑑賞に耐えうるレベルの話として。)

しかしなぜだか急にこの2日間、普通に家で弾いているときのような、
リラックスした感情で演奏することができるようになりました。

「自分は全く緊張しない。」という人に出会ったりしますが、
緊張という言葉を使えば、少しぐらい緊張しないと、責任感を失ったり、
無意識にお客さんに失礼をしたりする場合があるように思います。

限界点を高めに設定すれば、精神の安定につながるかと思い、
最近は、自分が今までやってきたレパートリーより、
少し難しめの曲を敢えてやるようにして、

舞台上での、全体的な技術の底上げを意識的に図っていましたので、
そのような試みが功を奏したとも言えなくはないのですが、

ごく親しい人に感想を聞けば、
ちょっと弾き方が変わったかなあという程度だということ、
結局独りよがりの「成長」になってはいけないと、
気を引き締めていく次第であります。

2011年1月20日木曜日

1/20

しばらく「すずめうり」君のことを書いていなかったので、
冬になって、あれはいったいどうなったのだ?
と思っている方もおいででしょう(おいででない)。

一年草であるすずめうりは、冬になると枯れてしまうので、
うちですっかり、リースになってちゃんと飾られています。

環境のせいか、全部赤くならなかったのが残念ですが、
ひとつだけ赤いのがアクセントになってかわいいですね。

今日は、いつものレギュラー出演。
フォークテラス海風」にて演奏です。

ゆっくりと時間を過ごせるいいお店です。
まだいらしてない方、ぜひ一度お越しください。

1/20(木) フォークテラス海風
19:30~ ¥1000 飲食別

2011年1月18日火曜日

1/18

今までステージでは、オリジナルは勿論、
フォーク、ジャズ、ポップス、クラシックと、
いろいろなレパートリーを駆使して来ました。

しかしこのところ、ずいぶん譜面類が散らかってきたので、
思い切って整理しました。

すっきりしました。

この曲は最近やってないなー、などと気づく点も多かったのですが、
出来る曲が増えたわけではありません(^^;)

今度は、譜面なしで暗譜してやっているものも、
ちゃんと書き出してみることにします。

自分は今までどんなものを演奏し、
それを受けてどんな曲を、今後やっていきたいのか。

おぼろげだったものが、少し形となって見えたような気もします。

僕は割と散らかし屋なので、
整理整頓は大切なことだと思いました。

2011年1月16日日曜日

1/16「スナゲリー」

今日は「さよならスナゲリーライブ」に出演しました。

今月いっぱいでお店を閉めてしまうということで残念ですが、
僕はひそかにスナゲリーの箱が好きでした。

なぜなら、スナゲリーのライブは基本的に「生」だからです。

ミュージシャンと「電気」とは、
今や切っても切れない関係にあります。

そもそも、ある種類の楽器は電気がなくては動きませんし、
バンドの音量のバランスを調節するために、
あるいは、ある程度の人数の前や、広い場所で演奏するために、
アンプなどを使って電気的に音を増幅させる必要があるからです。

電気というのも自然の反応の結果であり、あるジャンルの中では、
もちろん、それがなくては出現しない作用も多々あります。

カルロス・サンタナが、
「電気には、人間を目覚めさせる力がある。なぜなら、
意識を失った人間に電気ショックを与えると目覚めるからだ。」
と、深いような単純なような不思議な理論を持ち出していましたが、

僕は最近、生音で演奏をするということが、
とても大切なのではないかと、逆に思い始めていました。

叩く、弾く、吹く、などの直接的な加力の結果によって、
生まれた音は、ある「純粋さ」を持って人の心に浸透するような、
錯覚(?)を感じる瞬間があったからです。

スナゲリーは、ログハウス調の木張りの壁で内装ができていて、
広さの割にきれいな音が響く空間だったと思います。

生演奏であっても、バー営業をしているお店などの場合、
製氷機や冷蔵庫などの音、または外からの雑音が意外に大きく、
うまく音が通らないこともあります。

でもできれば、楽器から出たそのままの音を、
「純粋に」聴き求めてほしい、と思ったりするのです。

1/16

僕は正直言って、いままで「オカリナ」という楽器を軽く見ていました。

楽器としての本来よりも、「癒し」とか、「環境」とか、
そのようなイメージで安売りされているような、
軽々しい印象を持ってしまっていたことを告白いたします。

しかし、その印象をぬぐい去ることができました。

菊川市は「香妹」という喫茶店で、
「えんじろう」さんというオカリナ吹きの方の演奏を聴きました。

一口にオカリナといってもいろいろな種類があり、
材質も、音階も様々、中には3つの音を同時に出せるものもあり、
いろいろな演奏性を持つ楽器であることに驚きました。

低い音のものは、優しい沈静を促すような音。
高い音のものは、心地よい刺激で感覚を開くような音。

えんじろうさんは、レパートリーこそ、
皆さんにわかりやすいメロディを選んでいましたが、

盛り上がっていく時や、吹ききった時の表情が、
何とも嬉しそうで、音にたいへん心がこもっており、

きれいな音色に乗って、
彼の気持ちがすっとしみ通ってくるような感動を覚えました。

きっと静岡にも演奏に来てくださるように固く約束をしました。

2011年1月15日土曜日

1/15

静岡が誇る偉大なるポップシンガー、青田ケンイチという男と、
清水区にあるオルタナティブスペース「スノドカフェ」にて、
演奏ライブを行うことが決まりました。

昨日、青田ケンイチことアオケンと、
喧々諤々打ち合わせをしていました。

何か2人で一緒に演奏しようという話になり、気づいたのですが、

本当にどうしようもないぐらい、リスナーとして、
こんな音楽聴いて来たよ、という内容が一致しないのです。

そして音楽的にも、性格的にも正反対の2人が、
無謀にも、そのイベントを皮きりに、
ツアーに出ようという話になってしまったのです。

一体どうなることやら。

新しい融合が生まれることを期待しています。
アオケンが相手とあってはいい加減なことはできません。

まだまだ未熟者の2人ではありますが、
すてきなイベントを作っていきますので、
みなさんよろしくご指導ご鞭撻のほど…。


2011/2/11
静岡市清水区 オルタナティブスペース「スノドカフェ」
「プリズム・ツアーvol.1」
出演 青田ケンイチ 丸山研二郎 Chuji
open 19:00  start 20:00
チケット 予約¥1800 当日¥2000 + ドリンク代
 

2011年1月14日金曜日

1/13

年明けのお祭り気分も終わり、平日の夜の街は、
しずかな空気の底で、ひとしきり休息しているようです。

今年のライブ初めは、やはり我らがホーム「UHU」で、
UHUエースのひとり、黒川浩和くん企画、
イベント「音楽酒場」に出演しました。

他出演は、福居八大、青田ケンイチ、黒川浩和と、
UHUの味の濃いところだけ集めて来たようなメンツです。

八大師匠の「津軽じょんから節(旧節)」が美しく感動しました。

僕は、有名な「新節」のはつらつとした演奏も好きですが、
やはり情緒ゆたかな旧節に、多くを感じます。

青ケンはギターのピックアップ(内蔵の集音機)が壊れたため、
普通のマイク録りで演奏をしていました。

その音色がすばらしく、異彩をはなって聴こえたので、
そのことを伝えました。

黒川くんは、22歳のくせに40歳ぐらいに見える男で、
選曲も堂々とした雰囲気を感じさせ、いつになくいい演奏でした。


僕は今日は先鋒を務めましたが、
暗い曲を最後に持ってきてしまったので、
全体的にしっとりした雰囲気が出来上がってしまい、
ちょっと責任を感じました(^^;)

しかし最近、練習していたギターソロを披露できたり、
演奏中に少し新しい気持ちに近づけた感じがしたので、
まずまずのライブ初めになったと思います。

日々新しくなっていきたいものです。

2011年1月12日水曜日

1/12

静岡の岡部というところに、現在は資料館になっている、
江戸時代の大旅籠「柏屋(かしばや)」という建物があり、

その中に当時の蔵を改造してつくった、
「一祥庵」という素敵な食事処があります。

以前に僕もご縁があって何度か、
演奏をさせてもらったことがあったのですが、

三味線の福居八大師匠をはじめ、最近、
静岡の音楽仲間がよくライブをしているというので、
ひさしぶりに今日、食事をしに行ってきました。

おかみさんは大変気さくな方で、
蔵のコンサート「蔵コン」のことや、柏屋と地域ぐるみで行われている、
結婚式のプロジェクトのことなどを楽しく話してくださいました。

春に、コンサートを企画させていただこうかと思っています。

また進展がありましたら報告させていただきます。

1/11

今年1/11で、僕たちのバンドTHE FAWNのリーダー、
風太さんが音楽活動を再開して、3年になるそうです。

ちょうどロック喫茶「マキタさんとミッちゃんトコ」で、
彼の定期ライブが、いつものように行われていたので、
お客さんとして行ってきました。

風太さんは、オーナーのマキタさんとのデュオで、
フォークの名曲たちをしっとりと演奏していましたが、
僕は「大阪で生まれた女」にひそかに感動してしまいました。

マキタさんは、ほんとにいい人であります。そして、
僕が静岡でもっとも尊敬するミュージシャンの一人です。

みんながいい演奏をして、そこここで素敵な時間を作っている。
静岡がこれからもそんな街であればいいなあ、と思いました。

風太さん、3周年おめでとう!
これからもいい音楽を待っています。

2011年1月10日月曜日

1/8.1/9

「富士スピードウェイ」というF1のコースを、
ママチャリで走ってきました。

走ってきたと言っても、僕の趣味ではありません。
公然と行われている、ちゃんとした(?)イベントなのです。

知り合いがチームを作っており、誘われて参加したのですが、
去年は3万人集まったそうです。

なんとチーム内交代で行う、7時間の耐久レースです。

コースは一周4.6kmあり、35mの高低差があるので、
上り坂はかなりきつく、ほとんどに人が押して歩いていましたが、
僕はまだまだ若いので(笑)ちゃんと登り切りました。

交代の時は、ちゃんとピットインして仲間と交代し、
2周3周と走れる人は、ホームストレートを走っていきます。

1300チームの選手がいっせいにコースを走る姿は、
ある意味壮観でした。













野外では恐ろしい数の団体が、ブースを作って、
バーベキューをしたり、パフォーマンスをしたり、
まるで避難所キャンプのような様相を呈していました。

まったく人間というものは、いろいろな遊びを考えるものです。

しょっちゅう救急車の音がしていましたけどね。

2011年1月7日金曜日

1/7

2/13に行われる、
「あの頃、フォークソングコンサート」の練習が、
そろそろ本格的に開始されます。

3年目、最終公演である今回は、

静岡「アイセル21」の定員300人のホールの真中に、
センターステージを作って演奏したり、

スタッフ全員のカラオケメドレーがあったり、
かなり自由な構成で、はちゃめちゃにやらせてもらおう。

という企画です。

僕は、ギター、エレキギター、ボーカル、ベース、ピアニカ、
パーカッション等を担当します。ほとんどなんでも屋です(笑)

どうなる事やら…。

好評を頂いていた、このコンサートも今回で最後です。

ひょっとしたら来年も、
形と場所を変えて細々と行われるかもしれません。

僕は昭和の名曲たちが好きです。

1/6

今日は「THE FAWN」の練習がありました。

次に決まっているライブは、
メンバー、里花さんのバースデーライブです。
どおりで里花さん、ずいぶん熱が入っていました(笑)

今日は久しぶりに新しい曲などを練習しようという試みで、
六文銭のカバー「面影橋から」「旅立ちの歌」等をやりました。

どれもいい曲です。

その他に、里花さんと僕のオリジナルを1曲ずつ、
アレンジに挑戦しました。

編曲という作業はやはり難しいです。

どんな風に楽器を組み合わせるかによって、
その曲を生かしも殺しもします。

だからこそ音楽の醍醐味の一つだと思います。

2011年1月6日木曜日

1/5

ヒューーッ、とずっと何かの音がしているので、
異常ではないかと耳をすましていたら、
キュッという音とともに止みました。

下の階の水道の音だったようです。

少し前には正月というと、初走りの暴走族などが、
騒音を発てていたものですが、最近は静かなものです。

まあうちは茶畑の中ですからね。


今年前半の目標として、もう1本音源を作ろうと思っています。

僕は静かにしていることが好きです。
聴く音楽はやかましいのも多いですが…。

でも時々、巨大なプロペラが攪拌する、
空の対流の中で遊んでみたいと思ったり、

いつか旅行をした、インドの喧噪のような、
架空の工業都市で働いてみたいと思うことがあります。

現実の喜びと、空想の悲しみが同じぐらいに感じられる、
そんな音楽を作りたいと考えています。

2011年1月4日火曜日

1/4

初夢の縁起がいいもののたとえで、
「一富士、二鷹、三なすび」といいますが、

一年の計は元旦にあり。

今年もいい1年を過ごせるように、
いろいろと縁起をかつぎたいと思うのが人の心情であります。


僕は元旦の夜、楽しみに寝たところ、

1「一生懸命、演奏をしているのだが、誰も聴いてくれない」
2「公演の当日リハーサルで、出来もしないことをふられる」
3「通り魔殺人事件」

という夢をみました。


1、2はもうほとんど病気であります。
3は…、世の中に対する憂いとでもとっておきますか。。

今年も、どうやら激動の年になりそうです。

2011年1月1日土曜日

2011/1/1

あけましておめでとうございます。

みなさま。旧年中は大変お世話になりました。

昨年は、個人的にも変化の多い年でしたので、
特別に感慨深い年末年始を迎えることができました。

音楽活動にも、生活にもまた、
いっそう精進していきたいと思います。

どうか本年も変わらぬお付き合いを、
よろしくお願い申し上げます。


感慨深いお正月だったことにはもうひとつ。。

僕は、恥ずかしながら今まで初日の出というものを、
一度も見に行ったことがなかったのです。

今年は偶然お誘いをうけたので、今朝、
近所の登山道の景色のいいところまで行って、
日の出を見ることができました。

山には、松やカエデの木が寒そうに佇んでいました。
しかし日が昇って、強い光が射すと、
何とも楽しそうに輝いているような気がして、
こちらも嬉しい気持ちになりました。

「1月1日」という区切りは人間が勝手に決めたことですが、
植物たちは毎日、新しい始まりを感じているのかもしれません。

また新しい春がやってくるようです。