2011年3月1日火曜日

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渋谷ライブは新しい出会いと発見があり、
楽しい気持ちで終えることができました。

ゴトンゴトンと電車に揺られながら、
静岡へ帰ってきてホッとしました。

僕は田舎者なので大の電車嫌いなのであります。

僕はよく人に「きょろきょろしている」と、
冗談めいて言われることがありますが、

昔から、眼の前に起こっていることなどを、
一つ一つ理解しなくては落ち着かないたちなので、
東京のように人が予想以上に多い所に行くと、
どうも頭がパンクしそうになるのです。

電車に乗っていると、お父さんと娘の親子が隣に座って来ました。

娘さんはずいぶん風邪をひいていたらしいのですが、
マスクもせず、始終ゴホゴホと咳をしていました。

すると向かいに座っていた女性がそれに気づき、
ものすごく嫌そうな顔をしてハンカチで口を押さえはじめ、
子供が咳をするたび顔をしかめていました。

実際子供が咳をしようがしまいが、
沢山の人の吐く息の充満した車内で、
ちょっと口を押さえたところで、どうにも変わりはしないのです。

何とも思いやりのない嫌な行動だなあと思う反面、
何だか特別な事情のある人のような気もし、
お父さんも子供にマスクをさせるとか、配慮の仕方があるなあ、
とも思ってみたりしました。

沢山の人がパーソナルスペースを侵害された状態で、
暮らさなければいけないということは苦労だなあと感じました。


別の電車の中では、乳母車の子が僕を見上げていました。
純真無垢な興味にしばし優しい気持ちになりました。

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