2012年1月17日火曜日

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朝、北の山山が、真っ白に雪化粧をしていました。

ある高さから上は白く、下は普段通りの山。
きれいなモノトーンが天然の温度計のように見えました。

今日で、阪神大震災から17年。
僕は中学1年生でしたが、こんな寒い日の朝、
テレビのニュースにくぎ付けになったのを思い出します。

そしてもうすぐ東日本大震災から、
1年が経とうとしています。

われらが静岡にも、もう30年以内にほとんど必ず、
そのように大きな震えるものがやってくるといいます。

誰もが静かに、あたたかく暮らせるよう、
また新芽のめぶくころには、一人でも多くの人が、
明るい輝きを、目に映すことができるよう、
祈りを深めるばかりであります。


 どこを見るのかわからない
 船長は銀貨をわたし
 エンヂンはまたぽつぽつ云ふ
 沖はいちめんまっ白で
 シリウスの上では
 
 一つの氷雪がしづかに溶け
 水平線のま上では
 乱積雲の一むらが
 水の向ふのかなしみを
 わづかに甘く咀嚼する


~宮沢賢治 「発動機船 第二」 より

合唱

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