2012年2月27日月曜日

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夏にモンゴル旅行をすることになりました。

妻の姉が仕事で赴任しているので、そこを頼ってちょっと遊びに行ってこようということです。
モンゴルなんて自然や文化だけでも考えるだにわくわくします。


文化や習慣とは不思議なもので、そこに住んでいたらかえって当たり前になって、気づくことが出来ないことも多々あるようです。それはいい面でも悪い面でもあると思います。

僕は、まとまった海外旅行をしたのは何年か前に行った「インド」が最後でした。

インドはよい勉強の連続で、ジェットコースターみたいな日々でしたが、牛の糞と生ゴミだらけの街にも、めちゃくちゃな交通にも、しつこい客引きや、麻薬の売人にも、いろいろな姿の物乞いにも、ガンジス河を流れる水死体にも、さほど驚かず、そういうもんだろうと受け入れることができた自分なのに、いちばんのカルチャーショックは、以外にも日本で起こりました。

それは、帰ってきて、空港から静岡へ戻る列車内での事。
車内のあまりの静けさにふと気が付くと、自分以外の乗客「全員」が下を向いて携帯電話をいじっているではありませんか。ほんとうに「全員」です。

つい何時間か前まで、やかましいインドの喧騒を浴びていた自分にはシーンと静まり返った車内でのその光景がまるで、異文化の出来事のように感じ、困惑しました(インドの電車内は、平気でみんな携帯でもしゃべるし、会話もにぎやか。だからこそ気楽にいられると僕は思いました)。

あ、あそこに一人だけ普通に前を向いて座ってる人がいる。と思ったら外国人でした。

ほんの2週間ぐらいの旅行でしたが、外の文化に触れて、逆に自分たちの文化の空虚さのようなものを、まざまざと感じさせられました。オーバーに言えば、マナーがいいわけではなく、干渉しないだけであり、皆がそこにいるようでそこにいないのです。

別にインドの電車のありかたが正しいわけではありません。
自分はそっちの方が好きかなと思うだけであります。


もちろん日本には日本のよさがたくさんあって、
もっともっとそういうものを感じたいと思っています。

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