2012年9月20日木曜日

9/20

新しい仕事を始めました。

突然降って湧いたような話で、とある福祉事業所から、朝のヘルパー2、3件と、福祉機器のモニタリングの仕事をしてほしいと頼まれたのです。

今日はその初出勤で、見習いとして、先輩について仕事の経路を回ってきました。まあよくあることですが、概要は分かれど、結局何が自分の仕事で、何が他の人の業務なのかもまだまだ把握できないまま。

福祉関係ゆえいろいろと気も遣うので、何だかものすごく大変なことが待っているんじゃないかと思い、お腹がぎりぎり、となりました。


でも考えてみればこういう感覚も久しぶりだな、と思います。


以前に、就職に迷っていて、ある木製品の工房を見学に行った時、そこの親方に、手を見せろといわれたので、見せると、

「お前は職人の手をしているね。でも金儲けは苦手な手だな。」

と言われました。その人にどのくらい他人のことを見抜く力があったのかよくわかりませんが、こうも言われました。

「とりあえず20代のうちは十分に迷ったりしていいので、三十にして立つっていう言葉だけを覚えときなさい。俺も30歳の時に木工屋になると決めて、この仕事を始めたんだ。だから大丈夫。」

なるほど、と思ったか思わなかったか、自分には妙に力強く響いた言葉でした。

……。

で、僕は来月30歳になるわけですが、相変わらずバタバタとしており、どうも腹が決まりそうにはありません。

……、のところが20代ですね。早かった。

30を目前にして、まわりに一方的に立ち上がらされてしまう、頼りない自分であります。

まあでも少しずつ、「俺ってこうやって暮らしてるんだぜ。」と胸は張れないまでも、説明して恥ずかしくないぐらいにはなってきたかなと、いや、そうならせていただいてるかな、と思ったりするのでした。


四十にして不惑。

そうか、まだ迷うのか。

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