2012年12月31日月曜日

12/31

今朝は、街全体が靄の中に包まれていて、幻想的な風景でした。年の瀬になってしとしと氷雨が降り、少しナーバスな気分です。

そろそろ今年のまとめを。


今年はいろいろな所に行きました。

バタバタといろいろな場所で歌をうたい、ギターを弾き、沢山の人に出会いました。

そして、何人かの人とは、別れなくてはいけなかった。

新しい仕事を始めました。

泥のように疲れて、朝、どうしても立ち上がれず、休んだ日もありました。

これは良くも悪くもですが、ずっとステージというところで、何か気持ちのかたまりを、放出することに費やしていました。

今年の最後のほうになって、少し自分の体や心のメンテナンスをする必要がある、と気がつきました。

先日、銭湯で風邪をひいていながらお風呂に入ったら、上がるとき脱衣所で急に体が動かなくなって、手足がしびれ、しばらくベンチにへばりついて惨憺たる思いをしました。

大したことはないだろうと思って、今まで平気でつまらない負荷をかけてきたこの体も、結局は自分の意志だけではどうにもならない、浮世を生きるための借り物なんだ、と何だか妙に深いところで実感したのです。


年末になり、新しい曲が何曲か完成しました。

来年は、いろいろなことのバランスを取りながら、効果的に実践する年にしたいと思うのです。

ちょっと理屈っぽい締めです。


何はともあれ、皆様、本年も大変お世話になりました。

これからもいい音楽を志していきますので、変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。それだけでなく、沢山楽しく遊びましょう。

良いお年をお迎えください。

2012年12月29日土曜日

12/28


伊太利亭、リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~忘年会。

急に決定しましたので、一部の方にしかお声かけできませんでしたが、少数精鋭?で行い、とても楽しい会になりました。

音楽イベントの忘年会なのに、なんと参加者のほとんどが普段ライブに来ない人。

しかしその肩書きは、芸人さん、役者さん、農家さん、船乗りさん、珈琲屋さん、ミュージシャン、と、何かと皆、評判の面白いことをやっている人で、最後まで楽しい会話が途切れることはありませんでした。

これも伊太利亭のつながりがあってこそ。まるで異業種交流会です。


ありがたいことに、このイベントも、次回で20回目を迎えます。

会の中でちょっと話したことには、最近の風潮として、音楽だけに限らず「ライブ」というものがどんどん軽い存在になっているところがあります。

インターネットを使って簡単に中継し、家で動かなくても観られるように、という考え方も盛んになっています。

その種の技術や、その中での楽しみは、それはそれで素晴らしいものだと思います。

しかし僕たちの気持ちを本当に心の底から動かしてきたのは、いろいろな思いを持ってその場に集まった人たちそれぞれのエネルギーではないかな、という気がするのです。


マスターに誘われて始めた些細なイベントではありますが、楽しみにやって来て下さる方もいます。もっといい場所になるように努力していきたいと思います。

2012年12月26日水曜日

12/26

福祉のほうの仕事で、利用者さんを送って職場に戻る帰り、寄ったところから反対車線に出なくてはいけないところ、車が途切れなかったので、一度左に出てどこかでUターンしようと思い、そちらに出ると、

薄紅から桃色、藤色と変化する空に、青ざめた大きな富士山がそびえていました。

しばらく目が離せなくて、職場とは反対方向にしばらく走ってしまいました。


紅い空はだんだんと蒼く、山もだんだんと藍が深くなって、いつか同じ色になり夜の底に沈んでしまうのです。

はてしなく透明なのに、どこかくすんだような、沢山の見えない色です。


ちょっと出かけるついでに、コンビニに寄ると、とてもうれしい再会がありました。

以前に朗読のバックで演奏をしていたことがありましたが、その時の読み手の方と連絡を取らなくなって、7~8年ぶりにばったり会いました。

その後、何人かの音楽家の方と一緒にやったけれど、やっぱり丸山さんのギターが一番だったと仲間と話していましたよ、とうれしい言葉をかけてくださいました。

自分としては内容に反省する部分も沢山ありましたが、良い活動だったと思っています。


また、何かでつながりを持てたらうれしいものです。


いろいろな活動が、自分の素養になっていることが実感できます。

思えば、今年は…、いかん、思考が「まとめ」に入っている。

2012年もあと、5日あります。もうちょっと生活したら今年のまとめを書いてみます。

2012年12月24日月曜日

12/22


何だか久しぶりに緊張した、というと語弊があるかな。

いつも緊張していないわけではないけれど。

UHUにて僕の大好きなシンガー「ナカムラタツキ」がついに、企画「遊びの国」を立ち上げるということになりました。

僕は彼のバックでギターを弾くことになり、4曲参加しました。半ば僕のほうからお願いしたようなところもあったので、ちょっと普段以上に気合いが入ってしまったわけであります。

出演者は、

黒川浩和(弾き語り)
コギワラ(ジャズ・オリジナル)
深海サイダー(弾き語り)
ナウシカ(ロック)
アカシック・レコード(エレクトロニカ?)
ナカムラタツキ

というラインナップで、みなさん個性的で演奏のクオリティが高く、飽きさせない内容でした。


タツキの音楽の源はどこにあるのかな?

一見普通のカントリー、フォーク風のオリジナル曲、弾き語りなのですが、なぜだか、どういうわけか、自分の心の中のいろいろな気持ちを呼び起されてしまったりして、時にはじーんとしてしまったりする。

自分が横でギターを弾く時も、そういう彼の世界を壊したくない一心になります。聴く人にどう聴こえていたかわかりませんが、また、ぜひ一緒にさせてもらいたいと思います。


ライブハウスの壁に、タツキが絵を張っていました。鳥獣戯画図をいろいろ調べて練習したということです。スケッチブック一冊使ったとか。

なぜ僕が彼の音楽が好きなのか、少しわかったような気がしました。

ちょっと褒めすぎたかな。

2012年12月23日日曜日

12/21


シャンソン。

浜松にあるジャズバー「analog」というお店で、無事、伴奏の仕事が終了しました。

演奏の基本は「ジャズ」なのかな、と思っていると、意外とシンプルなアルペジオ(指弾き)の伴奏で、ソロも、なるべくあちこち飛ばずにゆったりと演奏したほうが、よりその世界に合うことがわかりました。

曲ありき、歌ありき、何よりも言葉ありきの音楽だったのです。


お客さんも、本当に熱烈なシャンソンファンの方が多く、そのメロディ、言葉の浸透力の強さをうかがわせます。

日本のある時期の歌謡曲にも多大なる影響を与えたであろう、素朴で情緒ある曲たち。
その一部に携わることができてとてもうれしいです。

これを機に、ヨーロッパの古い歌たちにも興味を持ってみようかな、と思います。


とても大切な勉強になりました。


Ma Solitude/Georges Moustaki

2012年12月21日金曜日

12/20

最近、よくハブ茶を飲んでいます。

お腹によく、目に良い。

僕はお腹があまり強くないので、体調も腹に力がないのが原因で悪くなることが多いのですが、毎日のように続けて飲んでいると、すっきりとして心なしか目覚めもいいような気がします。

思い切って、自分用のちょっといい水筒を買い、ライブなどに行くときも持ち歩くようにしました。

別名「ケツメイシ」。

某有名グループが使っていなかったら、自分のバンド名として使いたかったな。


さて明日は、浜松でシャンソンの伴奏をします。

先日楽譜と音源を送っていただいて練習してみると、なかなかにいい曲が多いです。
これは、自分でも歌ってみようかな、と思えるものもありました。

あたらしいレパートリーが増えることも期待して。

楽しく演奏してきたいと思います。


□12/21(金)
浜松市中区田町『JAZZ SPOT anarog』
「袴田裕子 X`mas ライブコンサート」
出演 袴田 裕子Vo. 杉山伸郎 Pf. 丸山研二郎 G.
開場 18:30 開演 19:00
ticket \5000(食事・フリードリンク付)

anarog 053-457-0905
http://www.wr-salt.com/analog/index.html

2012年12月20日木曜日

12/19

少し無理がたたって、熱を出したり、お腹をこわしたりしていましたが、大分良くなりました。

その間に、UHUにてイベントに出演し、大好きなユニット「凪」の石田さんと、オカリナ吹き長谷川さんと、ある忘年会パーティでの余興演奏の仕事をさせていただきました。


正直なかなか体がつらかったです。

しかし、それはそれで、余分な力が入っていないためか、ある意味迷いなく演奏できていた自分も発見しました。


今までは、大体パーティの演奏と言うと、がやがやと騒がしく、音楽を聴く環境ではなかったりするので、お客さん、演奏者、どちらのためにもならないような気がして、あまり好きではなかったのです。

でも、逆の立場から考えれば、せっかく集まった仲間同士、積もる話もあるでしょうし、お酒もすすむでしょう。せっかく演奏してくれている音楽は聴きたいけれど、それ以上に、または仕方なくこちらの付き合い、というのが心情のような気がします。

大事なのは、過度に清聴や盛り上がりを期待せず、こちらはこちらのペースできちんとした音楽性を心がけることなんだな、とだんだんわかるようになりました。

必ず全体を通じて、何かが届いているんだと思うようになったら、お客さんの拍手の感じも少しずつ変わってきました。

なので最近は、そういった全体の雰囲気もとても楽しめるようになりました。

 
そんなことも、日ごろライブハウスなどで行う演奏の糧になるのでは、と思います。

演奏に誘ってくださった、石田さんに感謝します。

2012年12月18日火曜日

ツアー「静岡、浜名湖、大阪」その2


12/10 上新庄「Free Bird」

壁中に楽器が飾ってあって、どことなくエスニックな感じのするショットバーでのライブ。

お客さんも個性的な人が多いのです。ライブ後に7~8人残った面子としゃべっていると全員がミュージシャンでありました。


この日は、大阪は西成区の安ビジネスホテルに宿泊。

一泊1500円とか1200円(!)等という安宿の立ち並ぶあやしい街の一角の、まあまあ大丈夫そうな宿でありました。

しかし宿泊客の会話はもっぱら英語や中国語で、僕たちは、車に楽器置くのやめようね、といいながら、用心深く一泊したのであります。


12/11 茨木市「Rainy Wood」

2年ほど前に一度行ってから、2度目の茨木市。僕は茨木の人たちがとても好きになりました。

市独自のイベントも多いらしく、みなさんの話していることを聞いていると街に対する愛情が伝わってきます。

僕自身もそういうお客さんの気迫に押されて、このツアーで一番いいライブができたような気がします。

何人かの人ともとても仲良くなりました。また新しい、自分がいられる場所になったらいいな、と思います。


12/12 静岡「伊太利亭」

ふうふう、やっと帰ってきました。何だか今回のツアーは短期間の割にずいぶん長かったような気がしました。

いつもの伊太利亭もつつがなく終了…。

あれだんだん尻つぼみになってるなあ。


これは体力の問題かな。

最後、気が抜けたのか、少ーしだけ力のないライブになってしまったかも、と反省しました。


でも全体として、新しい曲に挑戦し、それがなかなかに好評だったということ、勇気を持って演奏し通せば、今までよりも聴く人に自分の音が響いてくれるのだ、ということが実感でき、自信につながりました。

今年はこれで遠出はおしまい。

これを糧にまた来年もがんばります。

ライブに来て下さったお客さん、お店の関係者のみなさん、ありがとうございました。

2012年12月17日月曜日

ツアー「静岡、浜名湖、大阪」その1

年の瀬は本当にやる事がたくさん合って、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

5日間の、静岡→浜名湖→大阪ツアーもあっという間でした。

今回静岡の「伊太利亭」以外は、すべて初めての場所だったのもあってか、自信になった事、または反省しなくてはいけない事が、よりたくさんない交ぜになって心に残りました。


帰ってから風邪をひいてバタリと倒れたので、今頃のレポートであります。
旅行以外では、このブログ史上最長に間をあけてしまいました。申し訳なし。


12/8 静岡「LIVING ROOM」

時々飲みには行っていましたが、初めてライブをさせていただきました。今回は昼のライブだったので、マスターの奥さんと2人のお子さんもお手伝いで来てくれました。

子供の感性というのは、本当にやわらかです。

ヤマトさんがMCで、アフリカの太鼓「ジャンベ」には精霊が宿っている、と言ったのを聞き間違えて、「え~、せんべいが宿っているの?」と答えたのには一同笑いました。


未だに覚えていることに、僕が子供のころ、朝、起こしに来た母親に、むくりと起きて「ヤータカの頭とって!」と言ったそうです。母が何だかわからずに聞き返すと、もういい!と言ってまた寝てしまったとか。

ヤータカの頭。

僕が起きてくると、台所にある小さな黒板に、母親が面白がってメモしていたので、その言葉は今も覚えているのですが、その時、何の夢を見ていたのかはもう忘れてしまいました。

きっとお墓までもっていく言葉の一つだと思います。


その子にとっても、別にせんべいをお墓まで持っていかなくてもいいですが、僕たちのライブが、少しでも幼いころのいい思い出になってくれたらいいな、と思います。


12/9 浜名湖「WATTS」

浜名湖は三ケ日にある、個性的なライブハウスでした。

180°パノラマです。今回のツアーの中では一番、開放的な気持ちで演奏できたかもしれません。

特に僕が好きだなと思う、都会ではない場所の憩いの場は、いろいろな世代の人が集まっていて、それぞれの個性がまじりあって独特な場所になっていることが多いように思います。

そこでうれしい再会をしました。

以前、静岡のカンヌウィークというイベントで、僕たちのステージにキャンドルを飾ってくれたロウソク職人さんが、なんとヤマトさんのお客さんで来ていたのです。

その時は、一期一会だと思い、御礼だけ言ってお互いどこの人かも知らずに別れたのですが、まさかここで再会するとは。


またもヤマトさんの交友関係の広さに、してやられました。

人の縁というのは面白いものです。


WATTSはマスターも話し好きな面白い方で、ライブの後、飲みに連れて行ってくださいました。

僕たちは、ライブハウスの上の階にある控室に泊って、次の日浜名湖を後にして、吹雪の高速道路を一路大阪に向かいました。



つづく

2012年12月16日日曜日

12/16

大阪から帰って、しばらく体調が悪くブログを更新できずにいました。

どうも最近の無理がたたったようです。
よって大阪などのライブレポートはしばらくお待ちください。


今夜はライブです。一応がんばっていきます。

ふにゃふにゃかも知れませんが、ひやかしに来て下さい。


■12/16(日)
静岡七間町  『LIVEHOUSE UHU』
イベント「七間町夜の森」
出演 Jimmy、ザ・シンケン、丸山研二郎 他
前売¥2000 当日¥2300
open 18:00 start 19:00

2012年12月8日土曜日

12/8


ツアー1日目、といっても今日は静岡でのライブでありました。

初めてさせていただいた、バー「Living Room」での演奏でしたが、皆あたたかいお客さんで、いいステージになりました。僕は、ついに新しい曲をライブにかけ、まずまずの出来だったので、ちょっとだけ満足しました。

明日から、浜名湖、大阪と3日間行ってきます。

初日からヤマトさんのヤマト節?が炸裂していますので、これからのツアーが楽しみです。

帰ってきたらまたゆっくりとレポートを書かせていただきます。


静岡ではもう1本。

いつもの伊太利亭の定例ライブにヤマザキヤマトさんをお迎えします。予約なしで気軽に来ていただける場所です。

ぜひ遊びにいらしてください。



■12/12(水)
静岡紺屋町 『リアルフードレストラン伊太利亭』
「リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~VOL.18」
出演 ヤマザキヤマト、丸山研二郎
 19:30~ 2ステージ ¥2500(食事付)

http://www.italytei.jp/

12/7

最近どうも、愚痴っぽい文章が多かったので、今日は何か楽しいことを書こうと思っていたのですが、また東北で少し大きな地震がありました。

本当に、皆が落ち着いた気持ちで過ごせるように祈ることしかできません。

天変地異や、事件、事故のニュースばかりでどうも気持ちが落ち着かないものです。


古来から、政治が悪いと天災が起こる、といわれるそうです。

もちろんそれ自体は迷信だと思いますが、人間も自然の一部、人知を超えたところでいろいろなもの同士つながっていて、原因と結果を結んでいるとすれば、必ずしも世迷いごとともいえないでしょう。

僕は、世の中に関して責め立てるだけの知識は持っていませんが。


さて自分も明日より、ツアーに出ることになります。

こういうときは本当は、なるべく家の近くに居たい気もしますが、こんな小さなミュージシャンの自分にも、待っていて下さる方がいる、と思えばこそ。

新しい場所で、一生懸命やらせていただこうと思います。



■12/8(土)
静岡七間町 『Living Room』
出演 ヤマザキヤマト、丸山研二郎
open 14:30  start 15:00
¥2000(1ドリンク付き)

http://livingroom.ldblog.jp/

□12/9(日)
静岡・浜名湖『WATTS』
出演:ヤマザキヤマト、丸山研二郎
open 15:30  start 16:00
¥2500(1ドリンクつき)

WATTS/TEL:053-526-2261
静岡県浜松市北区三ケ日町大崎64-6

http://livewatts.sharepoint.com/Pages/otomodachi.aspx

□12/10(月)
大阪・上新庄 『Ethnic Cafe&Bar freebyrd』
出演:ヤマザキヤマト、丸山研二郎
open 20:00 start 20:30 ¥2000(1drink付)

大阪市東淀川区豊新3-14-6
阪急上新庄駅南出口徒歩5分
TEL:06-6326-2333

http://tabelog.com/osaka/A2703/A270307/27014249/

□12/11(火)
大阪・茨木 『RAINY WOOD』
出演:ヤマザキヤマト、丸山研二郎
20:00~ ¥2000(ドリンク別)

RAINY WOOD/TEL:090-3722-9160
大阪府茨木市星見町10-28

http://rainywood.citylife-new.com/

■12/12(水)
静岡紺屋町 『リアルフードレストラン伊太利亭』
「リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~VOL.18」
出演 ヤマザキヤマト、丸山研二郎
 19:30~ 2ステージ ¥2500(食事付)

http://www.italytei.jp/



何か明るい話題を…。

今日は、障がい者の施設のほうのイベントで、清水区内の11施設が集まって交流会をする、というイベントが行われました。個性的な皆で楽しく食事をして、出し物をやり、いい時間になりました。

その中で当事者の人たちの「書道」の展示がありました。

思わず笑ってしまったので、写真をUPします。


右側の、仏語→絹肌→官能→頭重、という流れがいいですね。ある結末、という感じです。

2012年12月7日金曜日

12/6

雨上がりの道路が朝日にきらきらと輝いている景色が好きです。

夕暮れを背中にした杉の木や街並みのまっ黒な強いコントラストが好きです。


昔、絵を習っていた時、黒をなるべく使わずに絵を描きなさいと教わりました。大事なのは「黒」を使わずに「黒」を表現することなのだそうです。


音楽における感情表現の中にも同じことが言えるでしょうか。


黒を表現するためには、強い光が必要なのです。

愛を表現するためには、深い悲しみが必要かもしれないし、あたたかさを表現するためには、鋭い冷徹さが必要かもしれません。


TVの歌謡番組を見ていると、今もてはやされている音楽は、良いも悪いもガチガチに表面化されて、まるでたくさんの感情を心に描くことを拒んでいるように聞こえます。

一つの結論にたどり着くまでに、本当はいろいろなアンダートーンを塗り重ねてこなくてはならないのに、誰かが苦労して描いたその結論だけをしゃべっているような、名画の印刷を見ているような、そんな気分になりました。

自分が今作ろうとしているものも、その域をなかなか脱することができません。


音楽って難しいなあ。

あれ、すごい月並みな言葉…。

2012年12月5日水曜日

12/5

福祉の方の仕事で、

書類に「ベッドから(車いすなどへ)の移乗」と書こうとしたら…、

「バッドからの移乗」と書いてしまいました。


2、3人は笑ったかな。

何だか深いような浅いような。


昨日は夜明けにものすごい雷がなって、夕方は晴れ、今日はすっきりとした空です。

音楽の方の新しい仕事で、シャンソンの伴奏というものが舞い込んできました。12/21に浜松のジャズクラブでの演奏です。

もちろん、その世界にも好きな曲や、すばらしい音源などはたくさんありますが、実際自分が演奏するとなると、なかなか一筋縄では行かない部分がありそうです。

まずは、いろいろと聴いてみるところから始めなくては・・・。

ちょっと楽しみにしている演奏会の一つです。


最近新しい曲が、3曲ほど形になりました。

まだなかなかライブには掛けられませんが、ひそかに制作と、アレンジを進行中であります。

今度のツアーで、少し演奏を試して見ようかと思っています。


少し今までの曲と違ってきた、と言ってくださった人もいます。
特に作る時に意識はしていませんが、自分ではそれがいいかなあと思っています。

2012年12月2日日曜日

12/2


昨日は本当に夕空がきれいで、移動中、宵の口から日が暮れるまで、ずっと見入ってしまいました。

12月はライブが多く、形態関係なく挙げると12本の演奏が待っています。

ちょっと体が大変ですが、とてもありがたく思います。


昨日は、磐田市にある家具のショールーム「折々」さんで、荒井さん、まゆちゃんとのトリオで、演奏させていただきました。

ウォルナットのダイニングテーブルや、椅子が並んでいる家具のショースペースは、とてもあたたかくて、居心地のいい場所です。

今回も音響なしの生演奏でした。生で、声の届く範囲の演奏は、僕たちの一番やりたいこと、というと語弊があるかもしれませんが、何かある一つの世界にたどり着けるような気がします。

前回に続けて来て下さった方もいて、とてもいい演奏会になりました。

次回は、夏ごろに予定しています。きっとまたすぐにやってくるでしょう。


今日は、いつも仲良くさせていただいている富士のミュージシャン「AKI」さんの企画で、藤枝市は岡部のレストラン「一祥庵」さんで演奏をさせていただきました。

長丁場でしたが、これも時間を感じさせない、いいイベントになったのではないかと思います。

新しい曲「空の灯」をピアノ伴奏つきで演奏することが出来ました。

個人的にはもう少し練習が必要かな。


しばらく日々の仕事をまたこなして、次は埼玉のヤマザキヤマトさんと、浜松、大阪、静岡ツアーが待っています。

ゆっくり、眠れる日はなかなか訪れません。うお~。