2012年5月31日木曜日

5/31

夜、ぶらぶらと歩いて、小さな川のほとりに行くと、ちらほらと幽かな光が舞っています。

今年も、近所では蛍が飛び始めました。


うちの奥さんがこの間、カワセミを見たと言っていましたが、なかなか面白い生き物がたくさんいる丘です。

水辺に、何だか中くらいの不思議な声のカエルたちがゴロゴロ鳴いていて、しばらく聴いていると、僕たちの気配にびっくりしたのか急に黙り込んでしまいました。

日本平から流れてくる水が、さらさら、ジョボジョボと複雑な音を立てて、そこら中の虫たちが鳴いています。一番気持のいい音にあふれているこの季節です。


夜は、草や木々はしずかに眠っているような感じがします。シロツメグサがかたまって静かにしていました。

カワセミも、家の前によくやってくるたぬきも、シジュウカラも、どこかでひっそりと眠っているのだろうなあと思いながら、川端を歩きました。

ひとまわりして帰ってくると、まだカエルは押し黙ったままでした。そんなに心配しなくてもいいのに、とかわいらしく思いました。


アブラゼミが、いつまでも朴とつにジージー言っていました。

2012年5月29日火曜日

5/29


5月は本当にたくさんのライブがありました。来てくださった皆様、ありがとうございました。

長かった連続ライブの最後は、静岡は足久保にある「木魂庵(もっこんあん)」さんにて。

これがとても不思議なご縁で、足久保のギャラリー「十五夜月(まんげつ)」さんからお話を頂いたのですが、偶然にも、かねてから懇意にさせて頂いている芸術家「丹羽勝次」さんが看板などを制作されており、料理長さんは、ピアノのまゆちゃんの同級生なのだそうです。

ぐるっと縁側に囲まれた、日本建築のお店はとても雰囲気がよく、にわか雨で喜んだのか、カエルが外でコロコロといいパーカッションを演出してくれました。


この数週間のライブは、沢山のことが勉強になりました。

さて、少し休んで…、と思いきや、ハーモニカ吹きの知り合いが、東京の何かのコンテストに音源を送ったら通ってしまったらしく、2次審査(?)の助っ人を頼まれてしまい、数日後に東京に行かなくてはなりません。

また全然知らない曲の練習をしなくちゃ。

しばらくはまだ、忙しい日々が続きそうです。

2012年5月28日月曜日

5/27

カンヌウィーク、この3日間の4つのステージです。


映画音楽を演目にまぜてほしいということだったので、僕は「Moon River(ティファニーで朝食を)」「Two for the Road(同名映画)」「Smile(モダン・タイムス)」を演奏しました。 ジルバンドでは「Stand by me」を。

Two for the Roadはこの日のために練習しましたが、帰ってきて、映画音楽というとどんなものがあるかなあと、改めて考え直してみました。

バンドでやるなら、「小さな恋のメロディ」 もいいなあ。いつもやっている「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボロ・フェアー」なども映画「卒業」の曲でした。

ジャズ系ではビル・エバンスの名演「スパルタカス・愛のテーマ」もぜひ練習したい。「いそしぎ」とか「いつか王子様が(白雪姫)」などもやればよかったな。

考えてみれば、「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」とか「アルゼンチン・タンゴ」とか「ウッドストック」「レッド・ツェッペリン狂熱のライブ」なども映画といえば映画であった。無理やりか。

ライブで再現するのは難しいかもしれないけど、「パリ・テキサス(ライ・クーダー)」とか「死刑台のエレベーター(マイルス・デイビス)」などは、かなり感銘をうけたところであります。

うちの母は、「パリのアメリカ人」とか「風と共に去りぬ」とかそんなのが好きでよく見ていたなあ。「五つの銅貨」のサッチモはカッコよかった。


次回はやっぱり、ミュージシャンは全部、映画音楽でやりましょう。オリジナルは禁止ですね。

2012年5月26日土曜日

5/25

静岡は、カンヌ市と姉妹都市らしいので、今、カンヌ映画祭に合わせてイベントをやっています。

清水会場では、僕たちのバンドの演奏を前座に、映画の野外上映がありました。

ずっと見たいと思って機会がなかった「ニューシネマパラダイス」、本当にいい映画だったな。夕涼みの中で、体の力がまるで抜けてしまいました。

あんまり感動したので、帰ってきて早速、ニューシネマパラダイスのテーマをギターでコピーし始めました。また披露できるのを楽しみに。


イベントの時だけじゃなくて、日常的にこんな素敵な野外上映会をやっていたら、どんなにいいだろうと思いました。先日の「芝居小屋シアター」もそうでしたが。

静岡の古い映画館がつぶれてしまって久しいです。
大きなぜいたくではなくて、ちょっとした楽しみをかみしめる時間。僕たちミュージシャンも聴いてくれる人にとってそんな「時間」そのものになれたら、こんなにうれしい事はありません。


人生で感銘を受けた映画。

よく話題に上る話ですね。感銘を受けた音楽ならいくらでも書けるのですが、僕はわりと感情移入しすぎる性質なので、実はあんまり映画やドラマなどは見ないのです。

でも自分の見た中で、あえてあげるとするなら…、最近見た中では、小津安二郎「東京物語」だろうか。

え?知らない?

2012年5月25日金曜日

シズオカ×カンヌウィーク

シズオカ×カンヌウィークは、

下記の予定で出演します。
一部変更ありましたが、これで確定です。

■5/25(金)
17:50~18:30 清水マリンパーク The Fawn

■5/26(土)
14:20~14:50 青葉公園 ZilLBAND

■5/27(日)
11:00~11:30 青葉公園 丸山研二郎
18:30~17:10 青葉公園3ブロック 丸山研二郎&荒井豊、渡辺真由子

お時間のある方、遊びがてら見に来て下さったらうれしいです。


もうひとつ…、

■5/28(月) ライブハウスUHU
「Monday チャレンジ Live」
出演:aki、大畑実穂、ルース・ルース、丸山研二郎 ほか
open 18:00  start 18:30  ¥500

というのに出演します。今出演者が何組かわかりませんが、僕はとりあえず最後の出演になります。日頃お世話になっている方はご招待で入れますので、ぜひいらしてください。


一生懸命練習しております。
今日は…、買い物に行こうっと。

2012年5月24日木曜日

5/23

うちの前の畑がつぶされて、農道が急にまた舗装され始めました。

車なんか通らないのに、町に砂利の道があってはいけないのでしょうか。なるべくつまらないものは建てないでほしいと思うのであります。

まあ自分も他から見れば、そのつまらない一部なのですが。


今日はレストラン「もでらあと」にての演奏でした。

ステージに上がる時は、頭も体も一緒に持っていかなくてはならない。

体が先に行くことは、まあ滅多にないのですが、必ずといっていいほど、頭が先行するわけです。

もちろん鑑賞に耐えうるレベルの話ではありますが、すると思ったように指が動かなかったり、いつもは感覚にまかせて簡単に弾いているような、こんなところ忘れないだろ、というような部分がふっと、一瞬とんでしまったりするのです。

自分の思考が感じている時間と、体が感じている時間がずれてしまい、演奏のために一番必要な体を、時間軸の後ろの方に置いてきてしまうわけです。(まあ、簡単にいえば、緊張しているわけです。)

そのずれをなるべく統一させていくことに、とにかく重点を置きたい、と感じている今日この頃であります。

どうしたらよくなるか、まったく謎めいた精神の世界なのです。

結局、落ち着いてゆっくり考える、これが重要かもしれません。いいんだ砂利で。

あ、問題が違うか。

2012年5月23日水曜日

5/22


朗読・縁・会in OAK。

今日は久しぶりに、きちんとやれたな、と思えるライブでした。(いつもきちんとやっているつもりですけど。)

俳優、中山一朗さんの朗読は、「あなたを離さない」 井上夢人。

中山さんにしては珍しい、不条理な男女の話。素晴らしい朗読でした。
僕は、その朗読の導入と終わりに、「黒いオルフェ」を合わせて演奏しました。

自分のコーナーでは、

主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
Two for the Road(映画音楽)
Eu Sei Que Vou Te Amar(ボサノバ)
しらさぎの歌(オリジナル)
空の灯(オリジナル)
思い出は美しすぎて(八神純子・中山さんのボーカルで)
鳥のうた(スペイン民謡)

というセットリスト。

いつもマスターと、ジャズ、クラシック、ボサノバなどの音楽談義をする、カフェOAKという場所に合わせて、ギター演奏を中心にしたレパートリーにした結果、なんだか自分の目標と、構成がマッチしたようで、久しぶりに気持ち良かったわけです。

最高のチェロ弾き、カザルスの「鳥のうた」はマスターにささげました。

10年間続いたOAKにての「朗読会」も、やむにやまれぬ事情で今回で最後だということです。
でもこれからも中山さんとは、一緒に公演をしようと固く約束しました。

畑は違えど、すばらしい先輩の一人であります。



明日はあすとて…、清水のレストラン「もでらあと」にて、演奏します。
ぜひ遊びに来てください。

■5/23(水)
静岡市清水区 「もでらあと」
出演 荒井豊、渡辺真由子、丸山研二郎
20:00~ ¥1500 (飲食別)

2012年5月22日火曜日

5/21

早く起きて「金環日食」を見に行きました。

裏の茶畑の方へ上がってゆくと、木々が不思議に濃い色をしていて、鶯があちこちで鳴いていました。シジュウカラを見ました。それからじゃがいもの花が咲いていた。(まるで子供の日記ですね。)

学生の頃、とてもスピリチュアルな(?)友人が、「けんじろさん、朝はね、すべてが喜びの歌をうたっているんだよ。」と言っていました。

へぇ、と思っていましたが、今日ふとその言葉を思い出しました。
林の中も、空も、たくさんの音や光にあふれていて、確かに心地の良い朝でした。


しかし太陽が欠けている時は、少し普段より暗くなって、異空間にいるような感じがします。

僕は少しだけ怖くなりました。


世紀の「天体ショー」天体ショー…、天体ショーね…。
何だか、自然そのものも人間を楽しませてくれる遊具であるかのような、おごり高ぶった言葉…、いや、なんでもありません。

日食。昔の人にとってみればさぞ恐ろしい出来事だったのではないでしょうか。

2012年5月21日月曜日

LIVE「朗読・縁・会 in oak」ほか

今週は、いくつかのライブがあります。

■5/22(火)
静岡七間町 「cafe OAK(オーク)」
ものがたり~中山一朗2012朗読・縁・会~in Oak
出演 中山一朗 丸山研二郎

一部 朗読 「あなたをはなさない」 作 井上夢人
二部 やわらかな音楽会 

20:00~ ¥2000(1ドリンク付)
お問合せ・ご予約 054-254-8723(Oak)

もとSPAC(静岡県舞台芸術センター)の俳優で、現在は世界を舞台に活躍する、「中山一朗さん」の朗読会&音楽会が、カフェ「OAK」にて行われます。素晴らしい朗読は必聴です。

僕は朗読の音楽担当と、第2部音楽会の中山さんの歌の伴奏、そして自分のソロ曲をいくつか演奏します。


■5/23(水)
静岡市清水区 「もでらあと」
出演 荒井豊、渡辺真由子、丸山研二郎
20:00~ ¥1500 (飲食別)

清水のレストラン「もでらあと」にて、荒井豊さん(ハンマーダルシマー・ギター)、渡辺真由子さん(ピアノ)とともに演奏をします。オリジナル曲中心の予定。


■5/24(木)
静岡 「ロック喫茶 マキタさんとミッちゃんトコ」
20:00~、21:00~、22:00~
ミュージックチャージ¥1000(飲食別)

いつもの月一ソロライブです。
1、3ステージはオリジナルと、フォーク、ロックなどのカバーを織り交ぜたライブ。2ステージはマキタさんとデュオで「サイモン&ガーファンクル」メドレー。


静岡 「シズオカ×カンヌ ウィーク2012」
■5/25(金)
17:50~18:30 清水マリンパーク The Fawn

■5/26(土)
14:20~14:50 青葉公園 ZilLBAND

■5/27(日)
11:00~11:30 青葉公園 丸山研二郎
19:20~20:00(18:30~19:10に変更可能性あり。すんません。) 青葉公園3ブロック 丸山研二郎&荒井豊、渡辺真由子


我ながら変な活動のしかた…、というか、とにかくほとんど曲目も内容も違うのですが、いろいろな場所でどんな音が出るのか、比べながら聴きに来て頂くのも面白いかと思います。

ぜひ遊びにいらしてください。全てご予約は不要です。

5/20

ミュージシャン、会津里花さんのお弟子さんである、通称、サミーさんとあやちゃんがめでたく結ばれ、今日その結婚パーティがありました。

小さなレストランで、本当に親しい人だけを招いてのパーティ。もちろん音楽中心のライブパーティで、僕たちもThe Fawnで演奏しました。


音楽を通じて、愛がはぐくまれるということは僕たちミュージシャンにとって、何にも代えがたくうれしいことであります。

里花さんの言うことには「私があんまりレッスンで厳しくしたので、その反動で二人が団結して、恋に発展してしまった。」ということですが、いや、それはどうだか…。



二人は、大の沖縄フリークで、今日もそのレパートリーを披露してくれました。

サミーさんの三線、あやちゃんのカナイ(4弦楽器)の伴奏による、沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」がとてもすばらしくて、じ~んとしてしまいました。

末長くお幸せに。



てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ
親ぬゆし事や 肝に染みり 

宝玉やてぃん 磨かにば錆す
朝夕肝磨ち 浮世渡ら 

誠する人や 後や何時迄ん
思事ん叶てぃ 千代ぬ栄い 

行ち足らん事や 一人足れい足れい
互に補てぃどぅ 年や寄ゆる   

※ホウセンカの花は (魔除けとして)爪先に染めなさい 
 親の言うことは 心に染めなさい 

 宝石も 磨かなくては錆びてしまう 
 朝晩 心を磨いて 日々を生きましょう

 誠実に生きる人は のちはいつまでも 
 思いも叶い 千代に栄えるのです 

 足りないものがあれば 一人一人が足しあいなさい 
 お互いに補い合ってこそ 年をとってゆけるものです

2012年5月20日日曜日

5/19

静岡は、たくさんの川に囲まれて、水の枯れない豊かな土地だそうです。


今日演奏した「萩錦酒造」さんの中庭からは、滔々と地下水が湧いていました。浜松のうちの実家も井戸水なのですが、硬水で、どことなく水の味が似ている感じがしました。


米処は酒処、同じように水処もおいしい酒処なのですね。

明治時代からの建物をそのまま使っているという、作業場、の隣の倉庫の一角で演奏会をしました。これが意外にも不思議な郷愁を感じるような雰囲気で、音楽に寄り添ってくれました。

演奏の方は、心配していた音響が思いのほかうまくいって、まあ、演奏自体には、自分なりに少し課題を感じたものの、お客さんを盛り上げることができたので、蔵コンサート第一弾としては、まずまずの滑り出しだったのではないでしょうか。


今後は県内、「君盃」、「杉錦」、白隠正宗の「高嶋酒造」などを次々と回っていく算段をしています。
それぞれに独特な雰囲気を持つ酒蔵で、どんな演奏ができるのか、ぜひ一度、お越しになってみてはいかがでしょうか?


あ、それから事後報告なのですが、ミクシィの日記とブログの日記を今まで両立していましたが、わけあって、今日から統合することにしました。ミクシィから飛んでこられた方、こちらのほうにも気軽にコメントなど頂ければ幸いです。


今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2012年5月19日土曜日

5/18

伊太利亭ライブの増刊号として、酒蔵でのコンサートをやろうということになって、ついに明日その第1弾が行われます。

幸いにも、席数8割ほどはご予約をいただきました。


ひとつの酒蔵ではなく、いくつかの蔵元さんに声をかけて、回っていこうという企画なので、場所によって、やはり雰囲気が全然違うもの。それぞれにどんなパフォーマンスを合わせてゆくか、考えるのも楽しみです。

明日は、静岡の「萩錦酒造」さんにて。静岡で、ちょっとお酒をよく飲まれる方は必ずご存じですね。

どんなコンサートになりますやら、またレポートを書きます。
今回ちょっと心配なことは、音響がうまくいくか、ということなのですが…。


しかし、いろいろな企画にお誘いいただいて、本当にありがたい限りです。

駆け出しのころはとにかく、がむしゃらにでもたくさんの場所でライブをする経験というのが必要だ、とある先輩に教わったことがあります。

新しい場所、企画に挑戦する時、自分がその場所で、いちばんいい音が出せるのかどうか、とても不安になります。

でも、条件的に、ただやりやすい環境ばかりを選んでいたら、本当の自分の音は見つかっていかないような気がします。

2012年5月18日金曜日

5/17

日本平に雨雲がもったりと引っ掛かっています。
空にはしきりに稲妻が走っていました。

おかしいよね最近の天気は、と言いますが、別に気候は人間のためにあるのではないですね。自然や地球を守る、というような言い方をしますが、僕たちにおいそれと守れるほど、それは単純で小さなものではないような気がします。

そして破壊できるほど弱いものでもない。ただ原因と結果があって形が変わるだけだと思います。だから、よくない結果を招くような行動はつつしむべきだなと思うわけであります。


ん?なんか変な論説から始まってしまった。

先日、インターネット番組「犬汁」に出演しました。延べですが、二百人以上の方が見てくださったようです。ご覧くださった皆様ありがとうございました。込み入った音楽の話をしようと思っていましたが、結局、世間話に終わりました。

でもとても楽しかったです。


最近のSNSの広がりは正直すごいと思います。ほんの少ししゃべって、2曲歌うと、CDを買いたい、とツイートして下さる方が、もういらっしゃるのです。

音楽であれ、なんであれ、良し悪しを判断するのは、お客さんであって、表わす側は切磋琢磨するしかないのですが、結局、いつどこで演奏していて、どうしたら音源が手に入るというような、情報が用意に手に入って初めて、判断する土台に立てるわけです。

あっ、ふらふらっ、とfacebookやtwitterを始めたらお客さん増えるかな、と思ったりします。

でもやっぱりやりません。

それは一時的なものだからです。

2012年5月15日火曜日

5/15

昨日告知した、インターネット番組「犬汁」の放送時間に、誤りがありました。

正しくは、20:00~21:30です。

申し訳ありません。

いつもより早めにアクセスを。


■5/15(火)
ustream出演(インターネット配信番組)
音楽&情報バラエティ 『犬汁(いぬじる)』
毎月第 3 火曜日  20:00~21:30

2012年5月14日月曜日

5/14

明日は、シンガーソングライターZilLくんのインターネット番組「犬汁」に出演します。

変な名前ですね。

でも、先日Ustreamのお勧め番組というものに認定されたんだということです。


今回は、静岡の駒形通りにあるお店、「コマトラ」の2階をスタジオにして生放送します。

へえ、コマトラというお店ができたのか、と思っていたら、そこは前に、UHUボスとよく夜中に飲みに行っていたのに、残念ながら無くなってしまった、韓国料理「韓家」のあとの空きテナントに入ったお店だというではありませんか。

夜中に、チヂミやら、何とかの煮付けなどをつつきながら、カメでマッコリを飲んだあの店。

いったいどんな内装になっているのだろう。


ちょっとした個人的なノスタルジーと共に、どんなトークになりますやら、お楽しみに。または、直接見にくることも可能だということですので、お時間のある方は遊びにいらしてください。

ご覧になる方は下記URLから、お願いします。おうちのパソコンでどなたでもご覧になれます。

■5/15(火)
ustream出演(インターネット配信番組)
音楽&情報バラエティ 『犬汁(いぬじる)』
毎月第 3 火曜日  21:00~22:00

2012年5月13日日曜日

5/12

何だか煮詰まってきたような感覚。

今日は、あったはずのバンド練習が無くなったので、自分の練習をしました。先日作ったインストのギターソロアレンジをしています。

たまにはツアーにでも出るか、とふと思いますが、どうも二の足を踏んでしまう今日この頃。しかし、ひとりでやるライブも増やしていこうと思います。


演奏家の知り合いが、最近、普通ここではライブをやらないだろ、というような場所を中心に演奏している、ということを言っていました。ただの民家に招かれたり、「駄菓子屋」などに営業に行ったり、特殊な場所をあえて選んでいるそうです。

僕も、やれと言われれば土管の中でもやりますが、本当に自分に合った演奏場所、というのを探すのも、ミュージシャンにとって大切なことなのでしょう。

2012年5月11日金曜日

5/11

昼間、ヘルパーの仕事へバイクで出かけ、介助の仕事をしていると、急に雷鳴がとどろいて、またもにわか雨がざあざあと降りました。

カッパも何も持っていなかったので、仕方なくそこで雨がおさまるまで待たせてもらいました。


ぱらぱらに弱まった雨の中を、走って帰ると、急に後ろから太陽がよみがえって、濡れた道路を照らしました。

今日は肌寒い日でしたが、力強い日差しに背中がじんわりとあったかくなって、通り中がきらきらと輝き、するとなぜだか涙が出てきました。

泣きながらバイクで走っている、青春おにいさんだったのです。


年々涙もろくなって、いったい自分でも何に反応しているのかわからないほどのものであります。

あ、今日も「へしこ」食べながらワイン呑もうかな。

5/10

昨日は伊太利亭で、バンドThe Fawnでのライブ。

いつもマスターが、お土産にお弁当をくれるので、翌日のお昼などに、それを食べるのが僕の楽しみであります。どこか独特で、他にはない味。僕は特に「おからサラダ」の大ファンです。

今日は、昼間は、うちの奥さんにつきあって、材木屋に行きました。無人販売の材木屋さん。クルミや、楢、栃、杉、檜、欅、鉄刀木、黒檀、槐(全部読めますか?)等が並んでいました。

僕は、木の年輪や、木目が本当に好きで、たぶん一日見ていても飽きないと思います。


夜は、UHUでライブでした。石田チビオヤジさん、鈴木健太郎さん、黒川くんのライブが本当に素晴らしかった。なんだか幸せな一日でした。

うーむ、小学生みたいな感想文です。


家に帰ってきて、こないだ石川県で買ってきた「小糠漬(別名『へしこ』)」をつつきながら、ワインを飲んでいます。このいわしのぬか漬けと、ワインが何とも言えなくマッチするのであります。

たまにはこういう、悩みなき日もいいでしょう。

ちなみに、福井県に「へし子ちゃん」というゆるキャラがいるそうです。ちょっとそれはどうかと思います…。

2012年5月9日水曜日

5/8

冥王星が「準惑星」というものに降格して久しいですが、僕たちは、太陽系には「水星~冥王星」までしかないと教わってきました。

しかし昨夜TVを見ていたら、なんとその外側に、準惑星「エリス」「ケレス」「マケマケ」「ハウメア」などという天体があるというではありませんか。

さらに小天体、「ベスタ」「オルクス」「クワオワー」「セドナ」「2007 OR10」などというものがあるというので、あんまり興奮して、遅くまで起きていてしまったので、今日は眠かったのです。

きっと、銀河の中には沢山の宇宙人や、地球外生命がいるんだろうなあ。
今まで誰も知らなかったことが、いつの間にか常識になっていくのでしょうね。


前に「禅」の話で、「宇宙的無意識」というようなことを読みました。すべての生きとし生けるもの、すべての現象と、僕たちは心の奥深くでつながっているのだそうです。

存在さえ知らなかった天体も、心の中には存在していて、普段はそれに気づかないだけかもしれない、と思いました。

2012年5月7日月曜日

5/7


うちの近所に、おいしい野菜を売っている無人販売の小屋があります。

そこがどうも最近改装しているらしいのです。新しくなって、どんなものを売り出すのか少し楽しみにしていることです。

そこで買ってきた、カブちゃんの葉っぱと、ツナと、トマトソースでパスタを作りました。わーい。

たまには、フツー(?)のブログも書いておきます…。


さて、5/9(水)には、いつもの伊太利亭にて、「The Fawn」のライブがあります。まだ席には若干の空きがあるようです。予約は不要ですので、どうぞ遊びに来てください。

しかしカフェだからステージというものはなく、いつもぎゅうぎゅうでやっている所に4人も入って大丈夫だろうか?そんな雰囲気を見に来るのも面白いのではないでしょうか。


■5/9(水)
静岡紺屋町 「リアルフードレストラン 伊太利亭」
出演 The Fawn
19:30~ ¥1000(飲食別)

2012年5月6日日曜日

5/6


こないだ行った金沢には、近江町市場。こっちには焼津魚センターがあるぞ。

というわけで、今日は、焼津市は「焼津魚センター」で月一で行われているイベント「今日はなんだか魚きぶん。」にて、荒井さん、まゆちゃんと3人で演奏してきました。

普段の北街道の唄プロジェクトのお客さんが、たくさん駆けつけてくれ、異例のアンコールまでいただき、恐縮しました。周りも、音響も、いい条件ではありませんでしたが、全体的にはいい演奏になったのではないかと思います。

月の第一日曜日の、素敵なご当地イベントの一つであります。ぜひ一度ご来場を。


「今日はなんだか魚きぶん。http://uokibunn.eshizuoka.jp/ 」


しかし、近江町のお魚屋さんは、しつこいぐらいに客引きしてきますが、焼津の魚屋さんはそれに比べればまだ穏やかですね。と思って歩いていたら、「お兄さん、アジ500円。見るだけ!見るだけ!」と熱烈な魚屋さんもいました。そうそう、そうこなくっちゃ。


帰りに、大崩海岸のカフェ「ダダリ」に行きました。

外のテラスで海を眺めていると、にわかに黒雲が湧いて、雷が鳴り出したと思ったら、ばたばたと大粒の雹が落ちてきました。

暖かい上昇気流が、冷たい雨になって降り注ぐと、すっきりとした涼しさと、きれいな夕焼けが残りました。夏の始まりであります。

駿河湾に、紫蘭の花。そのふとした気持ち。まるで小学生に帰ったような気分です。




2012年5月5日土曜日

5/5


学生の頃、へたくそな学生バンドを受け入れてくれるようなライブハウスは、静岡では、「サナッシュ」か「スパイラル・マーケット」という2か所ぐらいでした。

スパイラル・マーケットというところは、特にお世話になったところで、オーナー「トオルさん」は、通称「スパイラル」を閉めた後も、ほかでライブのお店を出して、静岡の音楽シーンにはある意味欠かせない人でした。

僕も、ずっとお付き合いさせてもらっていましたが、残念ながら2年ほど前に、トオルさんは急逝してしまいました。


それから、静岡には、アングラを受け入れてくれるお店は無くなって(あったのかもしれないけど、話の都合上そういうことにしておきます)、さみしいなと思っていたら、急に「騒弦」というお店が出現しました。

店長に、大学の同期で友人の天才詩人(だと勝手に僕が思っている)「ノダフルタ」氏が抜擢され、何とも怪しい雰囲気を醸し出していたので、気になっていたら、何と、今度出演してほしいと言ってくれるではありませんか。

そして、昨日、のこのこと演奏をしに行ってきたわけです。


対バンは、ノダフルタ氏のバンド「アドバルーン」とエレクトロニカの「ステテコ」さん。

久しぶりに、椅子のない、いわゆるスタンディングのライブハウスで演奏しました。何だかうれしかったことは、かつての「スパイラル」に雰囲気がそっくりだったのです。

手作り感満載で、入りにくくて、くさくて汚い、失礼、でも全部褒め言葉です。そして、なんだか妙に居心地のいい、あたたかい場所だったのです。

静岡の大切な場所の一つになりそうです。

2012年5月4日金曜日

5/4


去年土に植えて、変化がないのですっかり忘れていた、どんぐりの芽がいつの間にか出ていました。


これも大木予備軍であります。左、くぬぎくんと、右、アボカドくん。
これがどこかに根を下して、僕がじいさんになる頃には大きな木になっているだろうか。


生きものの時間の感じ方はそれぞれ違うようで、例えば1年しか生きない動物だからといって、僕たちのように何十年生きる動物と同じように、その時間を考えているわけではないそうです。

木の中には、何百年、何千年も生きたりするものもありますが、木のほうからすれば、あっという間の人生(木生)だったりするのでしょうか?

鍾乳洞のつららや、氷河なども、一見止まっているように見えて、僕たちには捕えられない速度で、しかし地球の時間からすれば、恐ろしい速さで動いているのですね。

そうやって考えると、すべての生きものの命の長さは、結局その感じ方において一緒なのかもしれません。



あと、カネノナルキ(金のなる木)くんというのもいるのですが、何故かなかなかお金がならないのです。おかしいなあ。

え?自分で挟むとなっているように見えるだけなの?

2012年5月2日水曜日

5/2

5月になりました。世間は大型連休と呼ばれるお休みの束に突入していますが、しとしと雨が続くようです。八十八夜を過ぎて、うちの前の茶畑のお茶の新芽が、段々と伸びてきました。


4/30は「カフェやまぼうし」にて、会津里花さん企画「春のお約束」に出演しました。
毎年続いている、とても素敵なイベントです。

5/3はUHUにてミュージシャン「peso」のイベント、5/4は「ライブハウス騒弦」に、5/6は、焼津魚センターで行われるイベントに出演、とライブ三昧です。


昨日、久々に外に飲みに行きました。

ちょっと離れた清水の街で、知らない居酒屋に入ってみたら、なかなかのいいお店で、気分がよくなったので2件目に、いつも演奏でお世話になっている「クレイファクトリー」によりました。

カウンターで、マスターもっさんの手際のよさにしばし見とれました。

前に僕の好きな、ラルフ・タウナーというギタリストの批評文に、
「まるで、厨房で料理人が沢山の料理を同時に作っているようだ。」
という言葉がありました。

なるほどなるほど、リズム、メロディ、ハーモニーなどを一本のギターで自在に操る様を、そんな風に評価したのですが、確かに僕は、単純にジャンルとしての例えば「美術と、音楽」よりも、「料理と、音楽」のほうが何だか近しい気がしていました。

何となくライブ感や、時間的な考え方が似ているような感じがするだけですが。

ミュージシャンでも、料理人でも、その立ち振る舞いを見てるだけで、楽しいことがありますね。