2014年2月13日木曜日

2/12 他芸

明日の朗読会では、僕も台詞を読むことになりました。

バーで女性を口説こうとする少々頼りない男性の役です。

そんな経験したことないもんな~、と一応こういう場では言っておきましょう。


何気なくTVなどを見ていると、ドラマやコマーシャルや、映画などをやっています。

みんな演技なのです。

あるセリフに、さもそこで事実が起こっているように感情がこもり、なおかつそれが自然に聞こえる。

役者さんは本当に大変なことをやっているんだなと思いました。


我々ミュージシャンも、ある意味では舞台の上で演技をしています。

考えてみると音楽の演奏に関しては、感情を込めることより、自然に振る舞っていくことの方が難しいような気がします。

舞台の上では緊張して、どうしても体が硬くなります。

剛の力はわりとたやすく出せるのですが、柔を表現することがなかなか難しいのです。

朗読でも、無理に感情を込めようとすると、何だかわざとらしい読み方になるだけで、かえって素人臭くなって臨場感が出ません。


芸の世界では、「他芸を学べ」というようなことをよく言います。

きっといろいろな経験が自分の生活と繋がっていって、思いもよらぬところで役立ったりするのでしょう。

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